伊勢神宮(内宮・外宮)境内案内図(MAP)

スポンサードリンク

伊勢神宮の土地は広大

伊勢神宮には境内を含めた「神域」はいったい、どれくらいの面積があるか検討がつきますか?

驚くことにその面積はぬぅあんと!「5500ヘクタール」もあると言います。

5500ヘクタールと言うと、いったいどれほどの面積か想像がつきますか?

これは、ぬっ、ぬっ、ぬっ、ゴホっ、・・ぬぅ、ぬぅあんと!「東京都の世田谷区とほぼ同一の面積」になります。

そしてこの面積は実に「伊勢市の4分の1に相当する面積」を誇ります。

伊勢神宮(内宮・外宮)境内案内図【地図・MAP/ダウンロード可能】

伊勢神宮の正しいとされる参拝コースと順番について

江戸時代の頃に「一生に一度は”お伊勢参り”」と称され、日本全国にその名が知れ渡った、伊勢神宮への参拝の俗称ですが、この中に正しいとされる参拝の方法があるとされています。

それが「外宮先祭(げくうせんさい)」と言う習わしです。

これは天照大御神が「お祭りの際は私のところへ来る前に先に豊受の神を詣でなさい」と言う御言いつけに由来するものです。

その大御神の御言いつけが後世において深く浸透し、お祭りの時以外の平常時においても外宮から先に詣る風習が生まれました。

しかし現在の実情を言えば、外宮を詣る参拝者の数はじつに内宮の約3割程度だと言われています。

ちなみに内宮だけ詣るのを「片参り(かたまいり)」と呼称し、地元・伊勢の人々は片参りを忌み嫌います。

しかし現代においては実のところは正しい参拝の手順などなく、大まかには外宮から内宮への参拝の順序が基本とされ、これに添っていれば良しとされています。

大切なのは真摯に祈願するあなた自身の心と言うことですね。ウフ




外宮から内宮へ詣でる理由とは?

ここで疑問が出てくるのですが、なぜ、外宮から内宮へ参拝するのか?といったことです。

これには理由がいくつかあります。

  1. まず、その中心となる理由としては、上述したように天照大御神自身が告げられた「参拝する際は外宮へ先に詣でてから内宮へ訪れるように」と言う御言いつけにあります。
  2. 他には、現在の外宮の地に古来、お祀りされていたと云われる「土地神(大土御祖神/おおつちのみおやのかみ)」が関与しているとされています。
    大土御祖神は現在では外宮の別宮・土宮にて主祭神としてお祀りされています。
    実は、現在の内宮が創建される前になんと!外宮は既に存在していたと云われています。具体的には「外宮」という概念がなく、ただ、土地神がお祀りされていたと云われています。
    つまり、もともとこの地の主である土地神を先に参拝してから、内宮へ参拝する方が、土地神に対して失礼にあたらないとの意味合いがあって、先に外宮を参拝すると云われます。
  3. その他の説としては、先に外宮の所管社などへ参拝して、自分(あなた)の名前や住所を告げてから、天照大御神へ自分が来たことを取り次いでもらうといった意味合いもあるとも云われます。

伊勢神宮(内宮・外宮)境内案内図【地図・MAP】

※引用先:伊勢神宮・神宮司庁HPより

内宮

外宮

伊勢神宮の参拝のオススメのルート(参拝の順番)

以下では様々なガイドブックや文献、資料を参考にして私的ですが理想とされる参拝の順序を記載しておきます。

境外

御塩殿神社(※遷宮時のみ)二見興玉神社猿田彦神社月夜見宮⇒外宮へ
外宮

内宮

境外

饗土橋姫神社【所管社】⇒ おかげ横丁・お祓い町(お土産/買い物・食事)⇒ 宿・帰途

ただし、これらのコースを1日でまわるのは一苦労、すべて巡るには早朝から参拝する必要が出てきます。

外宮だけでも参拝所要時間に約1時間くらいはかかります。

これにお神楽を申し込むとさらに約40分、お守りの授与、御朱印をお願いするとさらにその分時間がかかります。

神宮へ訪れる前には是非1度、旅のプランをじっくりと冷静に練ってみてください。

【補足】伊勢神宮の参拝方法

二礼二拍手一礼

すでに大半の方が知っておられるかと思われますが、日本中のほとんどの神社は「二礼二拍手一礼」です。おそらく、あなたが住むお近くの神社も「二礼二拍手一礼」のハズです。

そして、伊勢神宮の参拝方法も「二礼二拍手一礼」となります。

二礼二拍手一礼の手順

  1. 帽子をカブっている方は脱帽します。
  2. 賽銭を納めます。
  3. 御鈴があれば鈴緒を持って鈴を振り、鈴音を響かせて神様の降臨を促します。(伊勢神宮には鈴がないのでパス)
  4. 2回頭を90度に下げます。
  5. 両手を胸の位置へ。利き腕を少しズラして2回拍手を打ちます
  6. 合掌(手を合わせて)静かにお祈りします。(御正宮の場合は私的なお願いはタブーです。日々、健康でいられることや今まで生きてこられた感謝の意を述べます。)
  7. 最後にもう1回、礼(90度)をします。




私幣禁断

また神宮には「私幣禁断(しへいきんだん)」と言う風習があります。

「私幣禁断」とは、天皇以外のお供え(奉納)や私的な祈願は許されないということです。神宮は元来、国の安泰や国民の繁栄を祈願するために天皇が祈願する場所と定められていましたので、神宮の内宮・外宮の正宮には「賽銭箱(さいせんばこ)」がありません。

賽銭箱がないので白い布で覆われた場所に賽銭を静かに投げ入れます。

【補足】上記の神社の読み方

御塩殿神社の読み方

大山祇神社の読み方

饗土橋姫神社の読み方

  • 饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)
下御井神社の読み方

度会国御神社の読み方

伊勢神宮の敷地が広い理由

社殿の敷地がもう一つある

伊勢神宮には690年(持統天皇四年)から現在に至るまで続く伝統行事・「遷宮(せんぐう)」と呼称される習わしがあります。

遷宮とは20年に一度、現在のお宮と同様の面積を持つ場所をもう1つ用意して、その場所へ新たに社殿を建てる行事です。

新たに社殿を建てるとは、すなわち、神様の御霊がお宿りした御神体(内宮の場合、八咫鏡/やたのかがみ)などを新しい社殿に遷すことでもあります。

大抵の神社などで本殿を造り替える時は、一度、境内のいずれかの社殿に、御神体を遷して、その間に本殿を新しい社殿へと造り替えて、完成後に再びお遷しします。

この点を考えると伊勢神宮の場合は、大きく異なり、もう1つ、現在の社殿がある土地をまるごと用意しなければなりません。

5500ヘクタールもの敷地面積を要する理由が、よく分かる。

全国の神社を統べる神宮司庁がある

伊勢神宮には全国の神社を統べる神宮司庁がある。神宮司庁は内宮宮域に位置し、全国の神社の本宗とだけあって、現今、神職約100人、一般職約500人が奉職する。

その奉職者に比例するほどに訪問者もあると推定されることから、必然的に建物の規模は大きく、敷地面積を要する。

関連記事一覧

スポンサードリンク -Sponsored Link-


当サイトの内容には一部、専門性のある掲載がありますが、これらは信頼できる情報源を複数参照して掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。