伊勢神宮(-JINGU-)◆ 下御井神社(SHIMONOMI-NO-JINJA)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 下御井神社(SHIMONOMI-NO-JINJA)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 下御井神社(SHIMONOMI-JINJA)

創建年

  • 不明
建築造り(井戸上「覆堂」)

  • 切妻造り
  • 平入
屋根造り

  • 板葺き
主祭神

  • 下御井鎮守神
社格

  • 伊勢神宮・外宮(豊受神宮)所管社
別名

  • 少宮(わかみや)

下御井神社の読み方

下御井神社の読み方は「しものみいのじんじゃ」と読みます。




下御井神社の歴史・由来

下御井神社は、別名「少宮(わかみや)」とも呼称するそうです。

伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)の所管社でもあり、外宮4社の内、第4位の社格を誇るお社です。

しかし、下御井神社へ訪れて分かりますが、下御井神社のお社は、井戸の上に築かれた大変小さな規模のお社となります。

一見すると本当にお社かどうか迷ってしまいますが、立派な垣根が周囲に張り巡らされており、その垣根の前には「お賽銭箱」も設置されていますので、列記とした神宮125社の1社であります。

伊勢神宮の所管社には、基本的に「お賽銭箱」が設置されていないことがほとんどで、理由は不明なのですが、なぜか、下御井神社には、お賽銭箱が設置されています。

下御井神社の御祭神「下御井鎮守神」

下御井神社の御祭神である「下御井鎮守神」は、お社の下の井戸水にお宿りになっておられます。

この井戸の水は、外宮のお宮に捧げらる御料水を汲むためや、「神饌(神様に捧げる料理)」を調理するために使用される大切な清水です。

明治時代までは、すぐ近くの多賀宮の「忌火屋殿(いみびやでん)」として使用されていた歴史をもっています。

しかし、明治時代に差し掛かると「多賀宮の忌火屋殿」が廃止されて、予備の井戸と言う位置づけになりました。

その後、現在ように井戸の上に「小さな社殿」を造営し、垣根を設け、井戸の御水にお宿りした「下御井鎮守神」をお祀りしています。

一説によると、この神様は別名を持っており「水分神(天水分神・あめの みくまりのかみ)」とも呼称されるようです。

そして、この神様をお祀りする神社として日本中に点在する「水天宮(すいてんぐう)」があります。

外宮においては、下御井神社近くにある「上御井神社の御神水」が先に使用され、毎日の「日別朝夕大御饌祭」の御饌(神饌)を調理する際の御水として、おおよそ桶1杯分の御水が汲み出され使用されているそうです。

つまり、上御井神社の水が枯渇すれば、下御井神社の井戸の御水が使用されます。

この上御井神社の御水は、元旦(正月)の「歳旦祭」の時に使用される「若水」としても使用されています。

物理的な説では、宮川下の「砂れき層(砂や小石の層)」が、水を浄化しており、天然の「ろ過」を実現しているようです。

つまり、本当にキレイな御神水と呼ぶに相応しい御水であると言えます。

下御井神社で行われる祭事

例年、10月には下御井神社にて、「神嘗祭(かんなめさい)」が執り行われています。

下御井神社の井戸水の水源について

下御井神社の井戸水の水源は、下御井神社のさらに奥の伊勢の山嶺から流れくる「地下水脈」の御水と言われているようです。

下御井神社の場所(地図)

伊勢神宮・外宮のおすすめの参拝ルート

火除橋手水舎清盛楠一の鳥居二の鳥居正宮三ツ石(川原祓所)亀石多賀宮土宮風宮神楽殿(お神楽申し込み・お守り・御朱印拝受)⇒四至神九丈殿五丈殿忌火屋殿御厩下御井神社【所管社】⇒ 度会国御神社【摂社】⇒ 大津神社【末社】せんぐう館まがたま池)⇒内宮へ

おわりに・・

これまで、上御井神社の御水は枯渇したことがないようです。

古より、上御井神社の御水が枯れると、国に大きな災いが起こる兆しとされていたようで、枯渇すると、真っ先に朝廷へ使者を送ったとのことです。

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