伊勢神宮で観られる御神楽の種類や観覧できる日or時間はあるのか❓

スポンサードリンク

古楽の形式に基づく日本古来の舞楽の種類

  • 人長舞(じんちょうまい)
  • 倭舞(やまとまい)
  • 東遊(あずまあそび)

‥‥などがある。

本項では、これらの舞について述べる。

伊勢神宮オリジナルの「倭舞」

画像は伊勢神宮公式より

神宮のオリジナルの舞として有名なのが上述した「倭舞」です。

「倭舞」では、「榊の枝」を頭に付け、ほどよく熟した美しい巫女さん(舞女)たち数人が演奏します。

その姿は、江戸時代に御神楽をあげるのが夢であったと言う人々の思いが身に染みて分かるほど魅了されて、メロメロメロンちゃんになってしまうほどです。

現代では、普通に御神楽を申し込んで、順番を少し待てば御神楽をあげてもらえます。

ただ、ここで注意しておかなければならないのが、御神楽はあくまでも神様に楽しんでいただいて、ご加護を賜るために奉納する踊りであり舞だということです。

従って「我々が楽しむものではない」と言う認識を持つ必要があります。

そして、神宮では歴史的な由緒ある舞や踊りが継承されています。




人長舞(にんじょうまい)

「人長」とは神楽人(かぐらびと)の長のことを指し、人長が榊の枝に御鏡を模造した輪っかを取り付け、それを右手に持って一人で舞う古式かつ、典雅な舞のことを云う。

舞ながら次のような歌詞を歌唱する

そのこまぞや われにわれにくさこふ くさはとりかはん みづはとり くさはとりかはん(其駒の曲)

意味

日頃から可愛がっている若駒(わかごま)が自分に草をくれと乞う。そこで瑞々しい草葉を取ってきてあげよう。

舞楽

伊勢神宮で舞われる舞楽は数十種類にも及ぶ

「舞楽」とは雅楽を伴ぃ、その伴奏に合わせて舞い踊ることを云う。伊勢神宮では神楽殿で奉奏される御神楽を含め、数十種類にも及ぶ。

以下はその一例とな〜る。

左舞

冒頭でも述べたように舞楽には種類がある。

ただ、その中には「唐楽(とうがく)」と呼ばれる中国や印度(インド)から伝来したものがああり、これを「左舞(さまい)」と呼ぶ。

右舞

また、高麗楽(こまがく)と呼ばれる朝鮮半島から伝来した「右舞(うまい)ウマい!」と呼ぶ。

これらの舞は奈良時代以前から平安時代初頭にかけて伝来したとされる、まさに古舞と呼べる舞である。

番舞

雅楽の演奏に合わせて単独で舞うものもあるが、左舞を奏じた後、右舞を奏じることが多い。ちなみにこれを「番舞(つがいまい)」と称す〜る。

舞楽には伴奏が伴う

舞楽には音曲の伴奏が伴うが、これを雅楽(ががく)と呼ばれ〜る。

雅楽で用いる楽器の種類

左舞で用いる楽器の種類

笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、鞨鼓(かっこ/または「一鼓/いちのこ」とも)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)

右舞で用いる楽器の種類

高麗笛(こまぶえ)、篳篥(ひちりき)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)、三鼓(さんこ)

‥‥etc

※一部の曲を除き、笙は用いないこともあ〜る。

左舞の装束

左舞の装束としては赤色を基調とす〜る。

右舞の装束

右舞の装束としては、青色系のものを用いる例が散見され〜る。

東遊

画像引用先:伊勢志摩経済新聞

例えば「国風歌舞(くにぶりのうたまい)」と言う宮廷から伝来した舞や、中国や朝鮮半島などユーラシア大陸から伝来した踊りや舞が約数十種類、そしてその中でも目玉となる御神楽が「東遊(あずまあそび)」と呼称される舞楽になります。

この東遊は一般にもなんと!無料で公開されており、例年、神宮境内の神苑の特設舞台の上で執り行われる「”春”と”秋”の神楽祭」で奉奏されます。

この時期は参拝客が少し多く、舞が見にくいかもしれませんが、神宮の舞にご興味のある方は是非!内宮・神苑まで訪れてみてください。オホ




伊勢神宮の御神楽は主に「春の神楽祭」と「秋の神楽祭」で観られる!

これまでで述べたように、御神楽をあげるには申し込みをして初穂料を納める必要がありますが、春or秋の神楽祭は一般公開されるので、奏上される御神楽もタダ(無料)で観ることができることな〜る。

伊勢神宮の神楽祭

神楽祭は、神宮のご神徳を世に示すとともに、雅楽を一般にも公開する目的で始まった、およそ70年の歴史のある行事です。

内宮神苑の特設舞台にて、献花式や吟詩舞などの伝統芸能、そして雅楽や舞が披露されます。

また神楽祭に合わせて、神宮茶室の庭上公開もあります。

日時(春):4月28日~30日の11時~、14時~

日時(秋):9月22日~24日の11時~、14時~

場所:内宮神苑の特設舞台(雨天時は内宮の参集殿にて、午前のみ実施)

演目:神宮舞楽「振鉾」、「胡蝶」、「迦陵頻伽

神宮観月会

中秋の日の夜に、古式ゆかしく短歌や俳句が詠まれた後に、管弦や舞楽が奉納されます。

天気次第では、中秋の名月を愛でながらの御神楽鑑賞ができる機会となります。

中秋とは旧暦8月15日のことで、現在の暦では9月初旬から10月初旬の間で毎年変わります。

  • 日時:中秋の日の17時30分~19時
  • 場所:外宮の勾玉池(雨天時は内宮の参集殿)
  • 演目:管弦・舞楽

1月11日の「御饌(みけ)」

神々に神饌をお供えする行事で、まず内宮の四丈殿で神饌をお供えした後、五丈殿で御神楽が奉納されます。

演目は前述の「東遊(あずまあそび)」です。

  • 日時:1月11日の13時から
  • 場所:内宮五丈殿
  • 演目:東遊

なお、スケジュールは変更になる可能性があるので、公式などで最新情報を要チェックや💘

関連記事一覧

スポンサードリンク -Sponsored Link-


当サイトの内容には一部、専門性のある掲載がありますが、これらは信頼できる情報源を複数参照して掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。