伊勢神宮(-JINGU-)◆ 山口祭場(YAMGUCHI-SAIJYO)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 山口祭場(YAMGUCHI-SAIJYO)

⬆️衛士を先頭に忌鍛冶(いみかじ/青装束)&小工(こだくみ)が祭場へ参進する様子(画像は伊勢の神宮公式より)

「山口祭場」とは?

山口祭場は伊勢の神宮最大の行事・祭典である「式年遷宮(しきねんせんぐう)で用いられる重要な祭場とな〜る。




山口祭場で執行される祭典(神事)

山口祭

山口祭は、山の入口にて山神をまつる祭礼(儀式)のこと。ゆえに山口祭と呼ばれる。

山口祭は神宮特有の祭礼ではなく、山仕事をするなどの理由で山へ入るとき、山の神を盛大にもてなし、ご加護を祈念したり、山の産物をいただくことの許しを得るための儀式でもあ〜る。

伊勢神宮では20年に一度、式年遷宮と呼ばれる祭典(神事)行うが、当・山口祭は外宮(豊受大神宮)の式年遷宮にて最初に執行される祭典であ〜る。

式年遷宮とは老朽化した宮域内の社殿を取り壊して新たに新造し、神々を旧社殿から新造された社殿にお遷しする儀式・祭典のこと。また神々に

奉納される神宝類も一新され〜る。ちなみに廃材は全国の神社などで再利用され〜る。

木造の社殿群を新造するので膨大な用材(木材)が必要になってくるが、用材(樹木)にも神が宿るという自然崇拝のもと、山口祭とは用材を切り出す御杣山(みそまやま)の山神を盛大に祭る儀式とな〜る。

現今、式年遷宮の用材は木曽山中に位置する神宮備林(じんぐうびりん/長野県木曽郡と岐阜県中津川市)にて、まかなわれるが、往時は外宮後方にそびえる高倉山(たかくらやま)や内宮後方の神路山(かみじやま)から切り出した。(”御杣山”とは用材を切り出す山のこと)

伊勢の神宮では、往古に執行された儀式を、ありのままに幾世代にもわたって踏襲することから、たとえ御杣山が伊勢の地を離れ、木曽山中に移ったとしても、その祭礼は古式に則って外宮は高倉山、内宮は神路山の山口にて執行され〜る。

以上、長くなり申したが、内宮or外宮それぞれの山口祭が執行される場所こそが、山口祭場とな〜る。

ちなみに直近の式年遷宮となる第62回式年遷宮の山口祭は2005年(平成十七年)5月2日に執行された。

山口祭場の場所

内宮の山口祭場

内宮の山口祭が執行される場所は、神宮司庁裏手の山の麓(神路山)。


外宮の山口祭場

外宮の山口祭場は下御井神社(しものみいのじんじゃ)の北隣に位置(高倉山の麓)。

下御井神社は土宮の南奥地に位置す〜る胸の‥‥ではなく、「下部坂(おりべさか)」!!の谷間にあ〜る。ふぅ


外宮のオススメ参拝ルート

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