伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

造池年

1889年(明治22年)9月

造池発願者

財団法人 神苑会一同

※人工池

勾玉池の歴史と造られた理由

「勾玉池(まがたまいけ)」は、外宮の表参道を入り、「火除橋(ひよけばし)」を渡って左側にあります。

この勾玉池は明治22年に財団法人 神苑会によって造池された人工池にな〜る。

財団法人 神苑会とは?

財団法人 神苑会(しんえんかい)とは、古市(伊勢)の旅館「備前屋」の太田小三郎を中心に結成された財団法人。

有栖川宮熾仁親王を総裁にいただき、吉井友実を会頭として、1886年から1911年まで活動した。(1911年に解散し、以後、再結成されず)

新年会‥‥ではなく「神苑会」!!の主な活動内容・功績

  • 神宮神苑の美観と清浄維持
  • 民間地の土地買収
  • 賓日館(ひんじつかん/三重県伊勢市二見町茶屋):1887年(明治二十年)竣工
  • 神宮農業館:1891年竣工
  • 神宮徴古館:1909年竣工
  • 神宮文庫:1906年竣工




勾玉池の名前の由来

この池が「勾玉池」と呼ばれる理由とは察しのとおり、上空から鳥瞰すると「勾玉」のような形状をしていることに起因するもの。

池畔には、式年遷宮の技術や歴史を伝える「せんぐう館」という近未来的な意匠の横長の博物館が建つ。

「せんぐう館」の前には、池に浮かぶように見える「舞台(ぶたい)」があります。

この舞台では、年に数回、歌や舞を伴う「器楽演奏(きがくえんそう)」や「能」、「郷土芸能」などが行われます。

「神宮観月会(かんげつかい)」では、ここで「中秋の名月の日(満月の1日前の日)」に「舞楽(ぶがく)」が行われます。

以前は親しみやすい普通のどこにでもあるような公園でしたが、せんぐう館が2012年4月に開館したことによって「勾玉池」をグルッと一周することが出来なくなっています。(勾玉池から、まがたま池池畔に建つ”あこね社”へは行けない)

伊勢神宮(外宮)「勾玉池」のMAP(地図)

伊勢神宮外宮「勾玉池」の見どころ

花菖蒲と見頃時期

この勾玉池のもっともな見どころとなるのが、やはり池に植栽される2000株もの花菖蒲(はなしょうぶ/=アヤメ)です。

池の西側には花菖蒲が植栽されているエリアがつくられており、「菖蒲園(しょうぶえん)」になっています。

この花菖蒲園には、白や紫など色とりどりのアヤメ(菖蒲)の花が咲いていますが、せんぐう館が建設されたため、従来より1/3ぐらいに減少しています。それでも伊勢神宮外宮の大きな見どころの1つです。

花菖蒲の見頃時期は、例年5月下旬から6月初旬頃です。(時期よる)6月に入れば否が応にもアヤメの花を見ることができるでしょう。

なお、この人口池には他にも「アメンボ」「鯉(こい)..恋?ムフ」「フナ」「ナマズ」「亀」などの生き物や、「カモ」、「白サギ」、「青サギ」など鳥類も生息しています。

  • 外宮・勾玉池「菖蒲園」の開園時間:16時30分まで

外宮の観月会

この勾玉池の舞台では、例年、9月〜10月の中秋の名月の夜に「観月会(かんげつかい)」という神事のような舞楽が執り行われます。

観月会では日本全国から寄せられた短歌や俳句が神職さんたちによって詠みあげられます。

詠みあげる最中、舞楽も演奏され、その上、月の光と舞台の四隅に置かれた灯明が映り込んだ幽玄世界に浮かぶ勾玉池を観ることができ〜る。

茜社(あこねさん)

勾玉池の舞台の向こう側、せんぐう館から見て左手の方向には「茜社(あこねやしろ)」という神社が鎮座しています。

この神社が建つ地は「勾玉池の中央の小さな島」とも言えますが、これは勾玉池の形状が池の中央に向けて陸部分が大きくせり出た格好になっているからです。

茜社の創建は室町時代と伝えられ、かつては外宮の数ある摂社の一社だったらしい。

すなわち、伊勢神宮外宮との関連性も深く、古来、地元の人がよく通う産土神社であり、「あこねさん」などと親しみを込めて呼ばれています。

ただ、この神社が建つ土地はかつて「赤畝(あかうね)」という地名であったことから、かつては「あかうねさん(赤畝さん)」や「赤畝社」と呼びならわされていたようです。

しかし時代を下りながらナマりが生じ、およそ明治時代を境として現在では「あこねさん」と呼ばれています。




茜社の御祭神

御祭神は「天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)」と「蛭子の神(ひるこのかみ)」という2柱の神様です。

かつては「飲み水の神」とも称される「天牟羅雲命」だけが祭祀されていたことから、かつてはこの池の水が飲料水や生活水として使用されていた背景も浮き彫りになってきます。

この他、境内社として「豊川茜稲荷神社」や「天神社」の2社が建ち、いずれの社も茜社と関連性のある神社となります。

豊川茜稲荷神社は食物の神「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」、天神社は学問の神「菅原道真」を御祭神として祀っています。

この神社が建つ地は小島のような様相からは信じらないほど鬱蒼とした杜(森)に覆われ、神社の入口には伏見稲荷大社を彷彿とさせる「千本鳥居」や、その抜けた先には社務所があり、さらにその前には「図太い根っこが交わった”楠”と”杉”の巨木が御神木」として祀られています。

神前結婚式の受付もされているようです。

早朝参拝で早朝散歩!

この勾玉池には現在は「せんぐう館」が建てられたので、グルッと一周はできなくなりましたが、それでも池の周囲には遊歩道が敷設され、途中には小休憩しながら”菖蒲”を脱衣麻雀で”勝負”して大負けフルチンになるかのごとくに、「あずま屋(休憩する小屋)」が設けられています。 どゆ意味じゃぃ

歩き疲れたら「せんぐう館」の中に無料休憩所も設けられていますので、早朝参拝された際には立ち寄ってみるのはいかがか。

近年では、観光ツアーにも早朝参拝がコースに組み込まれているせいか、早朝にも関わらずこの勾玉池にも参拝客の姿が散見され〜る。

伊勢神宮(外宮)の勾玉池がパワースポット??

近年では、パワースポット巡礼と銘打って、パワースポットを巡り歩く方が多いようですが、実は当・伊勢神宮も全国有数のパワースポットとして知られる。

神宮神域の中でも外宮の勾玉池はパワースポットだと囁かれている模様。

理由は、長年蓄積された天照大御神のバワーが池中深くに堆積しているらしく、勘の良いコノヤローであれば、池畔に立つだけで何かを感じることができるかも知れなぅい。

伊勢神宮(外宮)「勾玉池」の場所(地図)

外宮の表参道を抜け、「火除橋」を渡ったスグ左側にあります。池の中心には舞台があって、ほとりには「せんぐう館」が建っていますので、見ればひと目で分かるハズです。

外宮のオススメ参拝ルート

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