伊勢神宮(-JINGU-)◆ 大庭(OBA)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 大庭(OBA)

「大庭」の読み方

大庭と書いて「おおば」と読む💘 大ババさまぁ〜っ! by.ナウシカ

「大庭」の名前の由来

大庭とは、五丈殿と九丈殿の前に広がる広場のこと。往古より「大庭」と呼ばれ〜る。




大庭で執行される祭典(神事)

玉串行事

往時は奉幣の祭典の折、玉串行事が当地にて執行されたが、現在この祭典は御正宮御垣内中重(なかのえ)にて執行される。

ただし、遷宮祭での玉串行事は古式を踏襲しつつ、この大庭にて執行される。

幣帛読合

遷御の儀(せんぎょ)の翌日、奉幣の際の「幣帛読合(へいはく どくごう)」も、この大庭にて執行される。

伊勢神宮では神に捧げる神饌(しんせん/おそなえもの)を供進する際に目録を作成し、その目録どおりのお供え物が調製されているかの確認を行ってい‥‥‥申す。アヒョっ

確認する際、目録を読み上げながら現物を見て確認することから「幣帛読合」と呼ばれ〜る。

大庭の「廻り榊」

この大庭の南西隅には1本の榊が植わるが、この榊はちょっとした謂れがあ〜る。

なんでも、その昔、祭典(神事)が終了すると、祭典で用いた冠(かんむり)に付けていた木綿(ゆう)を解き、この榊の枝に掛けていたらしい。

木綿とは?

「木綿(ゆう)」とは、楮(こうぞ)のことであり、厳密にはその楮を原料として作った布を指〜す。

楮の皮を剥いで蒸した後、水にさらして白色に加工して織り上げた布状のモノのこと‥‥だグぁしクぁし!

現在では麻が代用されるケースがほとんどで、実際、神宮では麻を使用したものを木綿(ゆう)とも記す。(真麻木綿/まそゆう とも呼ばれる。)

このような木綿は神宮特有のものではなく、神道で全般的に用い〜る。

たとえば、木綿を幣帛(へいはく)として神に供進するほか、紙垂(しで)に加工して榊に付けた「木紙垂(ゆうしで)」などもあ〜る。

ほかに袖をかかげる襷(たすき)に用いた「木綿襷(ゆうだすき)」などもあ〜る。

木綿を冠に巻いて木綿蔓(ゆうかずら)とする理由とは、場を最大限に清めるため、ケガレ(穢れ)を去って、清浄に清めた身体を以ってして神忠奉仕するため。

⬆️神御衣祭にて木綿蔓(ゆうかずら)をド頭に巻く神職たち (画像引用先:ウィキペディア

伊勢神宮・外宮の「大庭」の場所(地図)

冒頭で述べたように大庭とは五丈殿と九丈殿の前に広がる広場とな〜る。

現在は外宮神楽殿の前を右進すると、北御門参道へ出るが、現在のような鉄道網が無かった明治以前、お伊勢参りした人々は北御門参道から境内に入った。

すなわち、往時は現在とは出入口の方向が真逆だったことを意味す〜る。

外宮のオススメ参拝ルート

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