【おかげ横丁「おかげ座 神話の館」はどんな所?】館内の様子や口コミ感想・滞在時間を素敵💋に伝授!

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伊勢神宮内宮付近に位置する「おかげ横丁」内には、のぉあんと!「おかげ座 神話の館」という映画館のような施設があります。

ご存知の通り、伊勢おかげ横丁の外観は江戸時代後期〜明治初頭の家宅や商家をイメージして造られていますので、まさかこのような施設が内部にあるとは思わないのでゴザンす。

以下では伊勢おかげ横丁「おかげ座 神話の館」の館内の様子はじめ、口コミ感想と併せて料金(割引クーポン)や所要時間・営業時間をご紹介しています。

まず、「おかげ座 神話の館」って何をする所?

おかげ座 神話の館は日本神話を分かりやすく説明している施設です。

アニメーションや人形劇に加え、ダイナミックな音響効果を巧みに用いることで、誰でも飽きることなく日本神話が理解できるようにしています。

館内に入れば分かりますが、館内はほとんど真っ暗なのですが意外に広く、さながら中小規模の博物館ほどの広さがあります。

おかげ座 神話の館を上から見た地図

おかげ座 神話の館を後方に回り込んでみた図




伊勢おかげ横丁「おかげ座 神話の館」の場所と行き方

おはらい町側(正面入口)から入る場合

おかげ座 神話の館は、おかげ横丁内を入って太鼓を越えた先にある「はいからさん」の前の脇道を進んだ先にあります。

「はいからさん」から脇道の奥を見れば下の写真のような建物が見えます。

  • おはらい町側の出入口からは徒歩約3分くらいで到着できます。

国道23号線(神宮会館)側(西入口)から入る場合

国道23号線の神宮会館前バス停ちかくの脇道からもおかげ横丁内へ進入できます。神宮会館前のバス停から脇道が見えていますので、脇道へ入って浪曲茶屋の前を通過する形で上述、「はいからさん」の前まできます。

  • 神宮会館前バス停から徒歩約2分くらいです。

伊勢おかげ横丁「おかげ座 神話の館」の所要時間(館内滞在時間)

  • 神話シアター:約15分
  • 神話の森:約15分

合計所要時間:約35分

上映時間
  • 10時
  • 11時
  • 12時
  • 13時
  • 13時30分
  • 14時
  • 14時30分
  • 15時
  • 16時
  • 16時30分

※上映時間は変更になる可能性がありますので都度、ご確認ください。

※時間がなにときは途中入館も可能!

伊勢おかげ横丁「おかげ座 神話の館」の館内の様子

おかげ座 神話の館は古事記をアニメ化してそれを上映していますので、まず、内部に入ると古事記関連の書籍や地元伊勢のことが書かれた書籍が販売されています。

⬆️販売されている書籍群。古事記や日本神話についての書籍がズラリ!

⬆️受付(チケット売り場)と出入口の様子

⬆️館内待合室

⬆️シアターの入口扉

館内内部の状況

神話シアター

ここでは日本神話の国生みから天孫降臨までの歴史をアニメーションを通じて分かりやすく映画作品にしています。

着席してしばらくすると赤福のキャラクターである「赤太郎」がナビゲーターとして登壇します。登壇とは言っても映像という形式で登壇します。

映像が流れ始めるとまず、「はじまりのうた」が流れはじめます。

はじまりのうた

歌いましょう はじまりのうた むかしむかし大昔 大地はわかれ 陽はそそぎ ほんとはどこかで 知っていた 身震いするような よろこびの歌 ・・などとおかげ座オリジナルソングが流れてきます。

この後、赤太郎は映像が流れる間も小刻みに登場し、分かりづらい部分などの疑問点などを解説してくれます。

天孫降臨以降は下記、神話の森が上映される館内の別部屋に移動します。

⬆️移動している様子(館内はこのように基本暗い)

神話の森

神話の森とは前述の神話シアターとは打って変わり、今度は実物の人形を用いながら神話を7つの場面に分けて分かりやすく説明しています。




国生み

国生みとは、現在の日本大陸がはじめて創造されたときのことを言います。

日本神話の元になっている古事記においては、イザナギ神とイザナミ神という神が力を合わせて最初に「淤能碁呂島(おのごろじま)※日本書紀では磤馭慮島(おのころじま)と書く」を創造したとされています。

このオノコロ島の場所は特定されていませんが、現在までの通説では淡路島もしくは淡路島周辺の小島だろうと目されています。

黄泉の国

イザナミ神は子供をハラみ火の神を産むのですが、火の神であるが故、自らが大火傷を負い死して、あの世、すなわち黄泉の国へ行ってしまいます。

唐突の妻の死に直面し、納得できないイザナギ神。その妻神を追って自らも黄泉の国へ向かうことになります。

しかし黄泉にいるイザナギ神の姿は現世で存命中だった頃のイザナミではなかったのです。そのことを知ってしまったイザナギ神は驚きのあまり妻を目の前して黄泉の国から逃走を図ります。それを見て怒り狂ったイザナミは異形の姿に身を変化させ、夫イザナギを追いかけます。

天照大御神

命からがら黄泉に落ちた妻イザナミ神の追撃を交わし、やっともといた地上世界へ戻ってくることができたイザナギ神ですが、黄泉の国で穢れた身体の汚れを聖水で落とします。

このときにイザナギ神の身体から誕生したのが三貴士(さんきし)と呼ばれた尊き三柱の神です。

まず、左目を洗ったときに生まれたのが「天照大御神」、次いで右目を洗った時に生まれたのが「月読命(つきよみのみこと)」、最後に鼻を洗った時に生まれたのが「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」です。

この後、天照大御神は天界(高天原)を治め、月読命は夜の世界を治め、素戔嗚尊は、海を治めます。

天の岩戸

素戔嗚尊は姉の天照大御神が治める天界で横暴をはらいてしまい、このことを心から嘆いた天照大御神は天の岩戸という岩戸の中にひきこってしまいます。

天照大御神は太陽神ともされていることから、世界は途端に真っ暗になります。

そこで暗闇の世界に光を取り戻そうと神々が岩戸の前に参集し、天照大御神の気を引こうと岩戸の前で踊ったり歌を歌ったりするのです。

果たして、結果はいかに?

五穀の神

天照大御神の命により、保食神(うけもちのかみ)と会食することになった月読尊。しかし、いざ食卓の座につくと料理が1つもないことを保食神に告げる月読尊、そこで突如、おぞましやおぞましやなんと!保食神は口から料理を次々に吐き出しそれが食卓に盛られます。

しかし、そのあまりにもの無礼さと、おぞましさに腹を立てた月読尊は保食神を切り殺してしまいます。

このとき保食神の身体から五穀、蚕(かいこ)、牛馬などが次々と誕生したと云われ、これが農業や養蚕の起源だと伝えられています。

八岐大蛇(やまたのおろち)

八岐大蛇とは、出雲地方を住処とし、人間を食べていた大蛇です。山の神とも云われます。

天照大御神より天界を追われた素戔嗚尊は、偶然にも出雲地方に降り立つことになり、ここで八岐大蛇の捧げものとして今まさに捧げられようとしていたピチピチとした娘っ子「クシナダヒメ」と出会います。

この縁により、素戔嗚尊は八岐大蛇を討伐しに旅立つのです。

倭姫命

倭姫命は大和笠縫村から天照大御神の御霊を宿す神鏡「八咫鏡(やたのかがみ)」を奉戴して、巡礼の旅に出ます。

このとき倭姫命が笠縫村から神鏡を持ち出した理由は解明されていません。

やがて倭姫命は伊勢の国で『この伊勢の国にこそ我は居たい』という天照大御神のご神託により、伊勢国は五十鈴川の上流に斎場を築き、ここに神鏡「八咫の鏡」を奉斎することを誓います。

この後この社は大きくなり、現在では伊勢神宮と呼ばれています。すなわちこれが伊勢神宮のはじまりの物語です。

この他、シアター同様に映像を交えての人形劇になります。




江戸時代のお伊勢参りを表現した模型もある!

上記、倭姫命にてシアターは終了ですが、他にも江戸時代のお伊勢参りの様子を表現した模型も置かれています。

中には江戸時代の伊勢神宮内宮境内の様子を表現した模型も置かれています。実は伊勢神宮内宮境内には明治時代のはじめ頃まで民家があったことはあまり知られていません。

この民家は信じられないことに現在の神苑(しんえん)一帯に広がり、さながら1つの街を形成していたほどです。

⬆️江戸時代の内宮境内の様子を表現した模型

【補足】制作スタッフ陣

  • 監修:神崎宣武(民俗学者)
  • 神話人形:内海清美(和紙彫塑家)
  • 倭姫人形:阿部夫美子
  • 赤太郎の声:桂 文我(落語家)
  • 神話がたり:山根基世(元NHKアナウンサー)
  • 回り絵:鳥居 (日本画家)
  • 主題歌:浜田真理子(歌手・作詞作曲家)

おかげ座 神話の館の感想

おかげ座では日本神話の基礎を学べます。広く浅くといったところでしょうか。

ただ、小学校低学年以下のお子さん連れで訪れる場所としては、適した場所ではないと言うことだけお伝えしておきます。

入館してまず行くことになるシアター(映画館)以外は、おかげ座の受付の方が同行してくれるので、疑問点などがあれば質問することで快く教えていただけます。

館内では伊勢神宮が創建された経緯や伊勢神宮の創建される前の日本がどのような国、もしくは状態だったのかが、映像や人形劇を通して理解できます。

館内の受付付近には、一般の書店ではあまり見かけることができないような日本神話に関する書籍や伊勢地方を題材とした書籍も販売されていますので、さらに興味が湧いた方は書籍を入手することでさらなる理解を深めることもできます。

おかげ座 神話の館の営業時間・定休日

  • 営業時間:10時~16時30分 ※季節により異なる
  • 定休日:年中無休(特別イベント、メンテナンスなどにより予告なく休みの場合あり)
  • 電話番号:0596-23-8838
  • 公式HPのURL:https://www.okageyokocho.co.jp/tenpo/okageza/
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