伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 勾玉池(MAGATAMAIKE)

造池年

1869年(明治2年)

※人工池

勾玉池の歴史と造られた理由

「勾玉池(まがたまいけ)」は、外宮の表参道を入り、「火除橋(ひよけばし)」を渡って左側にあります。

この勾玉池は明治2年に造池された人工の池になります。

造池された理由は不明のようですが、明治2年に明治天皇が参拝されたのを機として造られた池だと考えられます。

実は明治天皇の御代である明治時代になるまで、それ以前の歴代の天皇は伊勢神宮に参拝することはありませんでした。理由は斎王(さいおう)が自らの代わりに参拝する制度があったり、伊勢神宮を恐れていたとされる説など諸説あります。

すなわち明治天皇は歴代の天皇の中で初めて伊勢神宮へ参拝した天皇になります。

勾玉池の名前の由来

この池が「勾玉池」と呼ばれる理由は、ご察しの通り、「勾玉」のような形をしているためです。

池のほとりには、式年遷宮の技術や歴史を伝える「せんぐう館」という博物館があります。

「せんぐう館」の前には、池に浮かぶように見える「舞台(ぶたい)」があります。

この舞台では、年に数回、歌や舞を伴う「器楽演奏(きがくえんそう)」や「能」、「郷土芸能」などが行われます。

「神宮観月会(かんげつかい)」では、ここで「中秋の名月の日(満月の1日前の日)」に「舞楽(ぶがく)」が行われます。

以前は親しみやすい普通のどこにでもあるような公園でしたが、せんぐう館が2012年4月に開館したことによって「勾玉池」をグルッと一周することが出来なくなっています。

伊勢神宮(外宮)「勾玉池」のMAP(地図)

伊勢神宮外宮「勾玉池」の見どころ

花菖蒲と見頃時期

この勾玉池のもっともな見どころとなるのが、やはり池に群生している2000株もの花菖蒲(はなしょうぶ/=アヤメ)です。池の西側には花菖蒲が植栽されているエリアがつくられており、「菖蒲園(しょうぶえん)」になっています。

この花菖蒲園には、白や紫など色とりどりのアヤメ(菖蒲)の花が咲いていますが、せんぐう館が建設されたため、従来より1/3ぐらいに減少しています。それでも伊勢神宮外宮の大きな見どころの1つです。

花菖蒲の見頃時期は、例年5月下旬から6月初旬頃です。(時期よる)6月に入れば否が応にもアヤメの花を見ることができるでしょう。

なお、この人口池には他にも「アメンボ」「鯉(こい)..恋?ムフ」「フナ」「ナマズ」「亀」などの生き物や、「カモ」、「白サギ」、「青サギ」など鳥類も生息しています。

  • 外宮・勾玉池「菖蒲園」の営業時間:16時30分まで

外宮の観月会

この勾玉池の舞台では、例年、9月〜10月の中秋の名月の夜に「観月会(かんげつかい)」という神事のような舞楽が執り行われます。観月会では日本全国から寄せられた短歌や俳句が神職さんたちによって詠みあげられます。

詠みあげる最中、舞楽も演奏され、その上、月の光と舞台の四隅に置かれた灯明が映り込んだ幻想的な勾玉池も見ることができます。

茜社

勾玉池の舞台の向こう側、せんぐう館から見て左手の方向には「茜社(あこねやしろ)」という神社が鎮座しています。この神社が建つ地は「勾玉池の中央の小さな島」とも言えますが、これは勾玉池の形状が池の中央に向けて陸部分が大きくせり出た格好になっているからです。

茜社の創建は室町時代と伝えられ、かつては外宮の摂社の1社だったようです。すなわち、伊勢神宮外宮との関連性も深く、古来、地元の人がよく通う産土神社であり、「あこねさん」などと親しみを込めて呼ばれています。

ただし、この神社が建つ土地はかつて「赤畝(あかうね)」という地名であったことから、かつては「あかうねさん(赤畝さん)」や「赤畝社」と呼びならわされていたようです。しかし時代を減る過程でナマりが生じ、およそ明治時代を境として現在では「あこねさん」と呼ばれています。

御祭神は「天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)」と「蛭子の神(ひるこのかみ)」という2柱の神様です。かつては「飲み水の神」とも称される「天牟羅雲命」だけが祭祀されていたことから、かつてはこの池の水が飲料水や生活水として使用されていた背景も浮き彫りになってきます。

この他、境内社として「豊川茜稲荷神社」や「天神社」の2社が建ち、いずれの社も茜社と関連性のある神社となります。豊川茜稲荷神社は食物の神「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」、天神社は学問の神「菅原道真」を御祭神として祀っています。

この神社が建つ地は小島のような様相からは信じらないほど鬱蒼とした森に覆われており、神社の入口には伏見稲荷大社を彷彿とさせる「千本鳥居」や、その抜けた先には社務所があり、さらにその前には「図太い根っこが交わった”楠”と”杉”の巨木が御神木」として祀られています。

神前結婚式の受付もされているようです。

早朝参拝で早朝散歩!

この勾玉池には現在は「せんぐう館」が建っていますので、グルッと一周はできなくなりましたが、それでも池の周囲には遊歩道が敷設されていて、途中には「あずま屋(休憩する小屋)」が設けられています。

歩き疲れたら「せんぐう館」の中に無料休憩所も設けられていますので、ぜひ、早朝参拝されたときは立ち寄ってみてください。

最近では、観光ツアーにも早朝参拝がコースに組み込まれているせいか、早朝参拝する人が増えていることもあって、早朝にも関わらずこの勾玉池にも多くの人の姿がみられます。

伊勢神宮(外宮)の勾玉池がパワースポット??

近年では、パワースポットのブームによって、パワースポットを巡り歩く方が多いようですが、この伊勢神宮も有数のパワースポットとして認知されており、その中でもココ、外宮の勾玉池がパワースポットだと囁かれているようです。

理由は、長年蓄積された御祭神「天照大御神」のバワーが池水の中に蓄積されていると考えられているからです。勘の良いあなたであれば、池のほとりに近づくだけで何か感じることができるかも知れません。


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【補足】勾玉の起源と「こんな話」

勾玉はもともとは、狩りで捕獲した「動物の牙が起源」だと云われており、それをお守りとしたり、自らの力の見せしめとして身体の部位に身につけたりしたのが始まりであると云われます。

勾玉の形状の由来

勾玉の形状の由来には、様々な説がありますが、有力な説として以下↓のような説があります。

  • 母親の胎内に宿る「胎児(赤ちゃん)の形」
  • 人間の身体内の心の臓や肝臓
  • 三日月の形

などを模して造られ、これらは「溢れ出る生命の力(パワー)」を表現したとも云われています。

ただし、三日月の形の由来に関しては、月の神への「畏敬の念を兼ね添えた気持ち」を現したとも云われています。

特に、勾玉には月の力が宿り、月の力によって物事の良し悪しを見極め、吉兆を知らせたありがたい物でもあるともされてきました。

他にも、古代では勾玉の大きさや形状、それと光具合によって、己の権力や力を他者への見せしめともしたようです。

また、自然の理から発生する災いは、神の行い(天罰)として捉え、自然の理を司る「月と太陽は神の象徴」として、「月神の象徴を勾玉」、「太陽神の象徴を鏡」として崇めたのではないか?とも考えられています。

以上のような理由から、勾玉には「とても強い摩訶不思議なパワーが宿る」とされ、現代でも旅先の店頭や露店などで売られているのが見受けられます。

ただ、伊勢神宮そのものが信仰の髄を集積する天照大御神を源として、巨木がそびえ立つ森林を背景に強烈なパワーを放っています。

したがって、特に勾玉池に限定されることはなく、伊勢神宮全体が強烈なパワースポットであるという見方もできます。

伊勢神宮(外宮)「勾玉池」の場所(地図)

外宮の表参道を抜け、「火除橋」を渡ったスグ左側にあります。池の中心には舞台があって、ほとりには「せんぐう館」が建っていますので、見ればひと目で分かるハズです。

外宮のオススメ参拝ルート

おわりに・・

伊勢神宮には、内宮・外宮と共に、「御池」と呼称される「池」が、いくつかあるのが見受けられます。

元来、池とは水を貯めておくために、人工的に作られたようなものです。したがって、これらの池は、農耕が盛んであった伊勢の地方の名残とも言えます。

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