伊勢神宮に注連縄や狛犬がない理由とは?

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伊勢神宮に行かれた方であればすでに既知のことかもしれませんが、通常、神社で見かけるような注連縄が1本もありません。

また、狛犬像も1つもありんせん。

この事実を知って理由を知りたくはなりませんかぃ?

このページではあなたのそんな悩みにお答えしましょう!

伊勢神宮に注連縄や狛犬が1つもない理由とは?

【理由その1】鳥居と榊が注連縄や狛犬の代わりをはたしているから

伊勢神宮では神域全体が聖域として位置づけられており、この聖域と俗界とを隔てる結界として、鳥居や榊(さかき)が用いられているからです。

この事実は「伊勢二所太神宮・神名秘書」や、宮内庁書陵部に所蔵される「皇大神宮引付」の中に次のような一文が見えまする。

「興玉神、五十鈴河上地主也、件神無宝殿、以賢木為神殿也」とあり、「興玉神」は第一義の天つ神にはあらざれど、悠遠の昔、五十鈴川上に「天神」を招き守りし「ひもろぎ」(日守木)の遺影即ちこの「賢木」 なること、察するに足るなり。然るにこの興玉神は天神の御分霊の更生顕現して万有神、汎霊神となり給へるものの一たるなり。これを社人一派の者、宇治土公の祖、猿田彦神なりとなすは例の自然神に人格神を習合させるものなり。

賢木とは、「サカキ」と読み、これは榊の昔の呼称です。この文面の内容によれば興玉神「天神」を招き守りし「ひもろぎ(日守木、現代風に言えば「神籬」)、すなわち「賢木(榊)」に成り代る結界、もしくは神殿の代わりとして、宇治土公(うじのつちぎみ)の子孫が代々、祭祀に用いたと述べられています。

 神宮へ参拝された方であれば思い出せると思いますが、御正宮(本殿)まで至るまでの参道には彩色が施されない素木の鳥居を数本、見かけたハズです。

その素木の鳥居の両柱には榊が飾り立てられていたのを覚えていますかぃ?

⬆️両柱に榊が見える

伊勢神宮ではこの榊や鳥居を用いることで聖域の結界としています。

【理由その2】古式を踏襲しているから

冷静に考えてみれば伊勢神宮の創建は太古の昔であり、現今に見られる注連縄や狛犬の風習が定着する以前からの様式を踏襲しているため、あえて鳥居と榊のみが用いられているとも考えられています。

伊勢神宮は古来、数ある神事をはじめ、お供え物や社殿を作る際も太古から連綿と踏襲される手順や材料で新調されまする。

お供え物の食材や、社殿を造営する際の用材もすべて自前の土地で育んだ材料のみが古来、変わらずに使用されています。

つまり、注連縄や狛犬は古式に則る伊勢神宮にとっては全く関係のないものと捉えることができまする。うきゃ


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ところで‥‥‥榊とは?

榊(さかき)は「境目になる木」という意味が込められて「榊」とされたとも言われ、伊勢神宮では鳥居や両宮(内宮/外宮)の垣根に飾られている姿が散見されます。

榊は四季を通していつ見ても実に青々としており、剪定された後も枯れにくいことから、神霊が宿り、霊力がそなわった樹木と見られ、古来、神聖視されてきた歴史をもちます。

近年でも家庭内の神棚の祭具の一種としても用いられており、江戸時代までは旧暦1日と15日の月2回、新暦に変わってからは新暦1日と15日の月2回、取り替える様式が一般化していまする。

ところでところ天‥‥‥注連縄とは? ところ天?

注連縄は正月飾りとして一般家庭の玄関先や神棚の神具として用いられる例が散見されますが、注連縄の起源は天照大御神が閉じこもった天岩戸(あまのいわと)にまでさかのぼると言われます。

天照大御神は弟神スサノオが天界(高天原)にて狼藉を働き、数度、これを許したのですが、自らの侍女が殺されたことに驚き、見畏み(自らの足りなさを反省し)、天の岩戸に引きこもるのです。

しかし太陽神である天照大御神が岩戸へひきこもると世界はとたんに暗黒に覆われ、禍々しいものがあふれ混沌のときを迎えます。

そこで八百万の神々は天の岩戸へ参集し、岩戸にひきこる天照大御神を引っ張り出すことを画策するのです。

その結果、なんとか大御神を岩戸のお外へ連れ出すことに成功し、その時、すかさず太玉命(ふとたまのみこと)が大御神がふたたび岩戸へ戻れないようにするために注連縄を岩戸の入口へ張ったのです。

これが注連縄の起源と云われ、以来、俗界と神界とを隔てる境界として、はたまた、神界を守るための神具として用いられれるようになっています。

狛犬とは?

狛犬とは主に神社の参道の入口あたりに2対で置かれている麒麟(きりん)を少しディホルメ化したような像です。

鞠を踏んでいたり、自らの子供(子狛犬)を踏んでいたり様々な像容で表現されていまするが、この狛犬も邪気などが侵入してこないように神域(境内)を守護する役目を担うものです。

狛犬のついては下記ページにて詳しく述べていまする。

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