伊勢神宮境内は原則、ペット連れで入場できない
伊勢神宮のホームページに掲載されている「よくある質問」を見ると、「ペットを連れてのご参拝はご遠慮ください。」と最初に断っています。
但し、「外宮(げくう)」、「内宮(ないくう)」共に、境内の入口に当たる「衛士見張所(えしみはりじょ。=警備員が配置されている入口の建物のこと)」で預かってもらうことができます。
- ※大型ペットは除く
伊勢神宮(内宮・外宮)の「衛士見張所(えしみはりじょ)」の場所
伊勢神宮(内宮・外宮)に設置されている各、「衛士見張所」は、予約ができません。
したがって、順番待ちになることもあります。
以上のことから、ペットをお預けになっての参拝をお考えの場合、その心づもりで参拝に訪れる必要があります。
伊勢神宮・内宮「衛士見張所」の場所
宇治橋右手に見える建物です。(近くに行けばスグ分かります)
伊勢神宮(内宮)境内案内図【地図・MAP】
伊勢神宮・外宮「衛士見張所」の場所
「第一駐車場」と「第二駐車場」
の間を歩いて「北御門(きたみかど)」を入ってスグに目前に見えてくる建物です。
伊勢神宮(外宮)境内案内図【地図・MAP】
伊勢神宮(-JINGU-)◆ 衛士見張所(ESHI-MIHARISYO)
伊勢神宮でのペットの一時預かりの料金・スペース・一時預かり可能なペットの大きさ(種類)
伊勢神宮・「内宮」
「内宮」衛士見張所のペット預かりの料金
- 無料
「内宮」衛士見張所のペット預かりのスペース(柵)
- 10柵
「内宮」衛士見張所のペット預かりが可能な大きさ
- 小型のペット
伊勢神宮・「外宮」
「外宮」衛士見張所のペット預かりの料金
- 無料
「外宮」衛士見張所のペット預かりのスペース(柵)
- 10柵
「外宮」衛士見張所のペット預かりが可能な大きさ
- 小型のペット
※最大でも10個ほどしかスペースの空きがないので、伊勢神宮の参拝者数の多さを考え、積極的にペットの預かりは、受付はしていない様子が伺えます。
伊勢神宮・内宮/外宮のペットを預けることができる時間について
伊勢神宮での、ペット(小型犬など)の預かり可能時間は、以下のようになります。
- 参拝の時間帯である午前5時から午後5時(10月~12月)
- 午前5時から午後6時(1月~4月)
- 午前5時から午後7時(5月~8月)
ところで・・伊勢神宮(内宮/外宮)はペットと一緒に社殿や境内の中に入れるの??
上述では、伊勢神宮・内宮/外宮でのペットの一時預かりの件について、ご紹介しましたが、重要な注意点があります。
実は、外宮、内宮共に、境内は「神聖」な場所となる為、ペット一緒に入ることは、一切、出来ないみたいなんです。
それでも、ペットと一緒に周辺を散策することはできますから、どうしてもペット連れで行きたいという場合は、ペットと一緒に泊まれる宿、ホテルか、預かってくれるようなペットショップを利用するといいかもしれません。
ちなみに、ペットと宿泊できるホテルについて調べてみますと、2015年12月現在で、下記の場所がありました。
※なお、伊勢神宮の周辺・付近でペットと宿泊できるホテルや旅館については「楽天」の公式サイトから情報を持ってきてます。
※詳細は念の為、電話で問い合わせをしたほうが無難です。
伊勢神宮(内宮・外宮)周辺・付近でペット(犬・猫)と一緒に泊まれる宿・ホテル・一時預かり店 一覧
ペット預かりワン(犬)泊 伊勢内宮店
内宮にもっと近い場所に位置するペット専用のホテルです。
住所
三重県伊勢市宇治今在家町121
電話番号
- 0596-20-0189
営業時間
- 09:00〜18:00
定休日
- 年中無休
ケージの大きさ
- ゲージ 中(タテ62×ヨコ90×高さ60㌢)
- ゲージ 大(タテ62×ヨコ120×高さ60㌢)
公式サイト
「ホテル旬香・伊勢志摩リゾート」
住所
- 三重県志摩市阿児町甲賀32-1
電話番号
- 0599-45-2881
チェックイン
- 15:00
チェックアウト
- 10:00
伊勢二見「愛犬と泊まれる旅館・まつしん」
住所
- 三重県伊勢市二見茶屋570-3
電話番号
- 0596-43-4126
チェックイン
- 15:00
チェックアウト
- 10:00
伊勢二見浦「民宿アサヒ」
住所
- 三重県伊勢市二見町江562-45
電話番号
- 0596-43-2157
チェックイン
- 15:00
チェックアウト
- 9:30
「マリテーム海幸園」
住所
- 鳥羽市安楽島町1075-113
電話番号
- 0599- 26-3711
チェックイン
- 15:00から19:00
チェックアウト
- 10:00
対応犬種
- 小型犬
「貸切ログハウス・ロッキー」
住所
- 三重県鳥羽市安楽島町1331
電話番号
- 0599-25-0007
チェックイン
- 15:00
チェックアウト
- 11:00
対応犬種
- 超大型犬まで可能
「グルメペンション青い海」
住所
- 三重県志摩市浜島町浜島3024-1
電話番号
- 0599-53-2227
チェックイン
- 15:00から17:00
チェックアウト
- 11:00
対応犬種
- 大型犬まで可能
「ペンションたむたむ賢島」
住所
- 三重県志摩市阿児町神明字中田878−47
電話番号
- 0599-43-5118
チェックイン
- 15:00
チェックアウト
- 10:00
対応犬種
- 超大型犬まで可能
「ペットと泊まれる宿・わたかの荘」
住所
- 三重県志摩市磯部町渡鹿野島7-1
電話番号
- 0599-57-2231
チェックイン
- 要問合せ
チェックアウト
- 要問合せ
対応犬種
- 超大型犬まで可能
伊勢神宮(内宮・外宮)周辺・付近でペット(犬・猫)を預かってくれるペットショップの一覧
「ペットショップ・ワンラブバローミタス伊勢店」
住所
- 三重県伊勢市船江1丁目10-190
電話番号
- 0596-27-1125
営業時間
- 9時から20時(時間単位での預かりも可能)
料金(1時間あたり)
- 猫800円、小型犬500円、中型犬800円、大型犬1,000円
「ペットショップ・ワンラブバローミタス伊勢店」では、ハムスター、リスなどの小型動物から大型犬まで幅広く対応しています。
主人の代わりにお伊勢参りをする「おかげ犬」の話
伊勢神宮は、日本の神社の総本社として、古くから「一生に一度はお伊勢参り」と言われ、多くの参拝者が訪れていました。
江戸時代にはお伊勢参りは一大ブームとなり、集団で参拝することも流行しました。
勤め先の主人や親に無断でお参りに行くということから、「かげに隠れてお参りする」、「おかげ参り」あるいは「抜け参り」などと呼ばれるようになり、1年に数百万人が伊勢神宮を訪れることもあったそうです。
しかし、電車も車もない時代ですから、老いも若きも徒歩ででかけました。
江戸からは片道15日程度、大阪からは5日程度かかったといい、東北や九州から何十日もかけてお参りに行く人もいました。
また、これだけの長旅ですから、費用もバカになりません。
したがって、病気だったり、足腰が弱かったり、あるいは費用を捻出できないなどという理由で、お参りを泣く泣く諦めなくてはならない人も、大勢いたわけです。
そんな人のために、代わりに伊勢神宮へ出向いた犬が、「おかげ犬」です。
始めはおかげ参りをする知人に連れて行ってもらうのが主流でしたが、次第に犬だけを送り出すケースも出てきたといいます。
犬が本当に伊勢へ辿り着けたのか?
犬のお使い!?そんなことができるの!?
と思ってしまいますが、それができたらしいのです。
まず、「おかげ犬」とわかるように、犬の首に注連縄(しめなわ)を巻きます。
さらに、餌代やお札代など、旅で必要な費用と、「おかげ参りをすること」「主人の名前や住所」を書いたメモをくくり付けておくのです。
こうすると、道中で出会った旅人たちが代わる代わる世話をしながら、伊勢神宮まで送り届けてくれたそうです。
そしておかげ犬は、無事に伊勢神宮でお札をいただき、帰りも同様にして道行く人に世話されながら、主人の待つ家に帰りました。
物騒な世の中であれば、犬が持っているお金を取ったり、犬をいじめたりする人がいそうなものですが、社会的におかげ参りが流行っていたことや、伊勢神宮への信仰心からか、そういった困った輩はいなかったようで、各地の文献に、無事に帰還した複数のおかげ犬の記録が残っています。
代表的なところでは、福島県の「シロ」や、徳島県の「おさん」というおかげ犬が有名です。
また、「東海道五十三次」で有名な歌川仁成の浮世絵作品にも、注連縄をつけたおかげ犬が描かれています。
おかげ犬グッズがお土産に人気!
現在では、犬をお参りにやることはできませんが、ご紹介したようなおかげ犬のエピソードにちなんで、おかげ犬のグッズが販売されています。
おかげ横丁の土産物店などで購入できるので、お伊勢参り(おかげ参り)のお土産にしてみてはいかがでしょうか?
- おかげ犬ストラップ(378円)
- おかげ犬お守り木札(432円)
- おかげ犬がま口(862円~)
- おかげ犬てぬぐい(1,080円)
- 影山直美デザインおかげ犬御朱印帳(1,944円)
- おかげ犬サブレ6枚入り(840円)
他にもたくさんの商品があります!
終わりに・・
伊勢神宮は、外宮(げくう)、内宮(ないくう)の2つに分かれています。
外宮には、「豊受大御神(とようけおおみかみ)」という食物・穀物を司る神様が、内宮には、皇室の御祖神であり、国民の総氏神である「天照大御神(あまてらすおおみのかみ)」が、それぞれ祀られています。
外宮に最初にお参りした後、内宮にお参りするのが、昔からのならわしとのことです。
特に内宮には、神様の中の神様である「天照大御神」が鎮座されていますので、「ペットを連れてきても寛大な心で預かりはするが、なるべくなら遠慮してね。」といったところでしょう。
平日でさえ参拝客の多い伊勢神宮に来る人来る人がペットを預ければ、預かるスペースがなくなってしまうことにもなりかねませんね。
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