伊勢神宮(-JINGU-)◆ 衛士見張所(ESHI-MIHARISYO)

スポンサードリンク

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 衛士見張所(ESHI-MIHARISYO)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 衛士見張所(ESHI-MIHARISYO)

衛士見張所の読み方

衛士見張所の読み方として「衛士」と「見張所」を分けて読みます。

衛士とは、「えし/えじ」と読みます。

これに見張り所を付けて、「衛士見張所(えしみはりしょ)」と読みます。

衛士見張所の役割り

伊勢神宮には、「衛士(えし/えじ)」と呼ばれる、一見すると警察官や警備員と見間違える服装をした方が日夜、神宮を守っています。

衛士さんは「内宮の境内に2つ」、「外宮の境内に2つ」の見張所を主として、伊勢神宮内の様々な業務に携わっています。

そして、メインとなる業務の一つに「参拝客の接遇」があります。

その接遇の一環として、「ペットの一時預かり」や「車椅子の貸出し」などを見張り所で受付されています。

伊勢神宮の外宮・内宮とも境内には、ペットを連れての参拝はできませんが、小型犬等は入口にある、この「衛士見張所(えしみはりしょ)」で預かってもらえます。




伊勢神宮・外宮の2つの衛士見張所の場所

外宮の「衛士見張所」の場所は以下のとおりです。

  1. 外宮入口の「表参道の火除橋」の手前右側にあります。
  2. 外宮の出口の「北御門口の火除橋」の手前右側にもあります。

どちらの「衛士見張所」でも「車椅子」の「無料貸出申込み」や、小型犬などのペットも預かってもらえます。

尚、貸出用の車椅子は、「玉砂利のある参道」でも使えるように「太いタイヤ」になっています。電動と手動タイプがありますが、いずれも介助式です。

伊勢神宮・内宮の2つの衛士見張所の場所

内宮の「衛士見張所」の場所は以下のとおりです。

  1. 入口手前にある宇治橋鳥居と五十鈴川のほとりにあります。
  2. 内宮を参拝した帰り道にある「参集殿と宇治橋の中間地点」にあります。

※内宮の宇治橋手前の衛士見張所は、参宮案内所と併設されています。

伊勢神宮・内宮の衛士見張所の「車椅子貸出・ペット預かり」

「宇治橋鳥居」の近くの衛士見張所では、車椅子の「無料貸出申込み」や、小型犬などのペットも預かってもらえます。

車椅子は外宮と同様に、電動と手動タイプがありますが、いずれも「介助式」です。

また、ここには簡易的な仕切りで目隠しされたスペースがあって、長椅子がありますので、「授乳」や「おむつ替え」などができます。

使う時には、衛士さんに声をかけて使ってください。

また、隣接してコインロッカーもあります。

伊勢神宮・内宮の衛士見張所のコインロッカー利用料金

  • 大(500円)
  • 中(400円)
  • 小(300円)

尚、参集殿と宇治橋の中間地点にある「衛士見張所」は、警備関係主体のもののようです。

伊勢神宮の宮域(境内)についての案内は「参宮案内所」へ

内宮の宇治橋前の「衛士見張所」には「参宮案内所」が設置されており、ここでパンフレットやトイレや休憩所、授乳室の場所を案内していただけます。

御不明点があればぜひ!参宮案内所へ!

なお、参宮案内所は外宮にはありませんが、代わりに外宮の入り口手前の横断歩道のところに「外宮前観光案内所」があります。伊勢市駅から外宮へ行かれた際は気軽に立ち寄ってみてください。

【補足】神宮衛士の歴史と誕生の秘話

【補足】神宮衛士の歴史と誕生の秘話引用先・https://ja.wikipedia.org/

神宮衛士の起源

「神宮衛士」の起源とは、もともとは神宮を創建したとされる「倭姫命」と天照大御神の分霊である八咫鏡(やたのかがみ)を護衛するための「軍兵(護衛兵)」が起源でとされています。

「倭姫命」が神宮創建後も、様々な時代の王権の下で、神宮衛士の前身の位置づけとなる「神宮の守護官」が置かれ、時代をまたぎ、継続して神宮の護衛にあたったとされます。

江戸時代には、神領を管理する江戸幕府の役職の1つである「山田奉行」が、神宮の警護や管理にあたっていました。

その後、江戸幕府が倒れ「山田奉行」も廃止されることとなります。

1894年(明治27年)に明治政府の管理下に置かれていた伊勢神宮に、「判任官(はんにんかん)の位」をもつ、明治政府の「下級官吏(かきゅうかんり)」の「衛士長1名」、「衛士12名」が選定され、配置されるに至ります。

その後の明治時代においては、日本帝国憲法下で、日本帝国軍の軍兵(官吏)として伊勢神宮の警護にあたっています。




第二次世界大戦後の官吏制度の行く末

第二次世界大戦が終わった日本では、日本国憲法が発布(公布)され、国家公務員法が設立、これにより官吏制度は廃止となり、官吏は国家公務員へと編入されることとなります。

当時、伊勢神宮は政府の管理下に置かれており、上記の官吏が神宮の護衛をしていました。

しかし、「官吏制度の廃止」に伴い、衛士は廃止となりましたが、宗教法人であった伊勢神宮の「神宮規則」と呼ばれる「伊勢神宮内の法律」の管理下に置かれ、引き続き継続して「神宮衛士」として存続することとなります。

現在の衛士は、神宮規則の下、神宮司庁の組織の一部である、「警衛部の組織員」として編入され、おおよそ60余名ほどの衛士が、「伊勢神宮の警備(守衛など)」や「自衛消防活動」、「受付」、「要人の警護」などの神宮内の様々な業務に就いています。

終わりに・・

神宮衛士の求人情報について

近年、神社や仏閣の参拝ブームにより、お寺や神社に奉仕(就職)したいと考える若者が急増しています。

その中の選択肢として、伊勢神宮で働きたい方も多く、神宮の職業の1つである「神宮衛士」になりたい方も多いようです。

現在の神宮衛士の募集を出しているのは、「神宮司庁(神社庁)」です。

すなわち、就職採用面接(試験)も「神宮司庁(神社庁)」が執り行っていることになります。

つまり、神宮衛士といえども神職の一種という位置づけになっているそうなので、「神職を養成する学校」や「神職の資格を取得できる機関」へ求人が出されるそうです。

これらのことから、まず、一般において伊勢神宮の求人が出ることは「無い」ということになります。

伊勢神宮・衛士の求人を探してみる場合はコチラから
伊勢神宮・外宮のおすすめの参拝ルート

関連記事一覧

スポンサードリンク -Sponsored Link-



当サイトの内容には一部、専門性のある掲載があり、これらは信頼できる情報源を複数参照し確かな情報を掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。