ミキモト真珠島の「御木本幸吉像」

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ミキモト真珠島の「御木本幸吉像」

  • 建立年:1953年
  • 高さ:375cm
  • 像の素材:青銅
  • 台座の素材:花崗岩
  • 作者:

御木本幸吉像が建てられたのはいつ?

ミキモト真珠島の「御木本幸吉像」は1953年に建立されました。

原型は、長崎の平和記念公園にある「平和祈念像」の作者として知られる、北村西望(きたむらせいぼう)の作品です。

和装にロングコート、マフラー、山高帽、杖をついた格好の像で、真珠が海外へ多く輸出できるよう、太平洋をにらみつけるような表情をしているのだということです。




本像の特徴

本像最大の特徴は「貞明皇后下賜の杖」

杖は1941年に大正天皇の皇后である貞明皇后にいただいたもので、以降、いつも持ち歩いていました。

幸吉は、1937年、皇后の鳥羽行幸の際、真珠について詳しく説明する役を引き受けており、杖の下賜は、皇后による幸吉への慰労の思し召しだったということです。

トレードマークは「山高帽」

幸吉の人前に出る時の格好はいつも、この像のように、山高帽に木綿の羽織袴でした。

山高帽(やまたかぼう)はイギリス発祥の男性用帽子で、日本には明治時代初め頃から輸入されていました。

洋装の普及と共に大流行し、政府高官や財界人に始まり、後には市民の間でも親しまれるようになりましたが、当時は生活様式の西洋化への過渡期であり、幸吉のように、和装に山高帽を被るスタイルの人も多かったようです。

御木本幸吉像がもう一つあった!

実は鳥羽にはもう一体、御木本幸吉の像があります。

場所はJR・近鉄鳥羽駅の前です。

1993年、真珠養殖100周年を記念して「御木本幸吉翁記念像建立委員会」が建立したもので、名称は「御木本幸吉翁像」となっています。

鳥羽を訪れた際には、ぜひ、2体の御木本幸吉像と一緒に、記念撮影をしてみてはいかがだろぅ‥‥クぁ!クぁ、クぁ  …アヒル?

鳥羽駅の御木本幸吉像の場所


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