伊勢神宮には3つの家紋(神紋)がある❓
京都府にある「真名井(まない)神社」から掘り出された石碑に、神社の由来とともに「籠目紋(かごめもん)」が刻み込まれていたそうです。
「籠目紋」は上向きの三角と下向きの三角を合わせたマークで、「ユダヤ民族(イスラエル)のシンボル」と言われる「ダビデの星」と同じ形状をしています。
真名井神社は、「籠神社(このじんじゃ)」の境内の外にある小規模な神社ですが、「籠神社」は伊勢神宮の「皇大神宮(内宮)」と「豊受大神宮(外宮)」が伊勢に移る前に一時的に祀られていたという伝承をもつ神社です。
実は、「籠神社」には、3つの家紋があるそうです。
「籠神社」の3つの家紋
「籠目紋」は「籠神社」の「裏家紋」ともいわれているそうです。
驚いたことに、この裏家紋の「ダビデの星」は、伊勢神宮の内宮と外宮を結ぶ「石燈篭(いしとうろう)」にも刻まれていました。
その燈篭は現在の天皇のご成婚記念として贈られたものですが、「ダビデの星」を入れた理由は製作した石屋さんにも判らないそうです。(依頼元は既に亡くなられています)
さらに「皇大神宮(内宮)」の別宮にあたる「伊雑宮(いざわのみや)」の正式な紋章も「ダビデの星」と同じマークでした。
何故、ユダヤのシンボルの「ダビデの星」が伊勢神宮の周辺や伊勢神宮と関わりの深い神社にあるのか??
このような疑問や謎から、以下のような説まで登場しています。
- 日の神の本宮は「伊雑宮」
- 「外宮」は月の神
- 「内宮」は星の神
但し「籠目紋(かごめもん)」は、竹で編んだ籠(かご)の目の形からつけられた名称です。日本だけでなく、遠い昔から世界中で使われていたようです。
ダビデの星(籠目紋)を用いたのはこんな理由があった!
理由その1「魔除けの効果がある」
実は、この「籠目紋」の形状が連続した紋様は魔除けの効果もあるといわれています。
このため、「ダビデの星」と同じ形状をした「籠目紋」が伊勢神宮の燈篭や、伊勢神宮と関係の深い神社に有ったとしても特別不思議なことではないのかもしれません。
しかし、ユダヤのシンボルの「ダビデの星」と同じマークが伊勢神宮の燈篭にあることをきっかけにして、その他の様々な共通点等から、日本人はユダヤ人と同じ祖先らしい、という説も現れました。
冷静になって考えてみれば、古代ユダヤ人が古代日本に来て、ユダヤの民族文化を広げた可能性は否定できないと思います。
ただし、このことから、日本人とユダヤ人の祖先は同一とする話は飛躍過ぎるように思われます。
なお、現在の伊勢神宮の紋章は、「花菱紋」と「十六菊花紋」のようです。
紋章は1つでなくても良いことを加味すれば、これに「籠目紋」が加わったとしても、特別な驚きはないと言うことにもなります。
理由その2「伊勢神宮保存会依頼した石屋のマークだった」
このダビデ星は実は天皇の御成婚記念のための募財を集めようとした伊勢神宮保存会が依頼した石屋のマークだとする説もあります。
なお、ダビデの星が神宮に用いられている理由として、神宮司庁(伊勢神宮)は公式的に「イスラエルやダビデの星などとは、まったくの無関係」である旨を述べています。
カゴメケチャップの社紋もダビデの星と類似していますが、これは同社が公式的に「当初、五芒星だったが、当時の陸軍に陸軍のシンボルマークと類似したことから否定された。そこで六芒星にした」旨を発表しています。
とある2つの神社が「裏・伊勢神宮」と呼ばれている2つの理由
次に「裏・伊勢神宮」について紹介します。
伊勢神宮は日本神社界の中心ですが、この伊勢神宮と同様に神社の中の神社として祀られていることや、伊勢神宮と構造的な共通点があって皇族からあがめられているなどの神社を「裏・伊勢神宮」と呼んでいるようです。

