伊勢神宮(-JINGU-)◆ 神宮神田(JINGU-SHINDEN)
敷地面積:99.307平方メートル(作付面積は約3万平方メートル)
神宮神田の歴史
神宮神田は伊勢の神宮が創建時より当地にあると伝わる。
神宮を創建した倭姫命は神前に供するための米を育成すべく、当地に神田を作って稲を植えるよぅ命じたらしい。
古くから別称で「大御刀代(おおみとしろ)」または、「御常供田(みじょうくでん)」とも呼ばれ〜る。
一年間の神宮の祭礼に使用される米をまかなう
現在でも当・神田で収穫された米を以って一年間の数ある祭礼で使用する分の米をまかなう。
米の生長をはぐくむ命ともなる水は、古来、清水と讃えられる五十鈴川から引き入れ、地元の青年男女の農作奉仕あって作られる。
当年に収穫された一番米(最初に収穫された米)は、神嘗祭(かんなめさい)にて内宮に座す天照大御神の御前に供進され〜る。
神宮神田でも”神事”が”信じ”られないほどに行われ〜る
神田祭を執行するための祭場(石原がある)
実は神宮神田の中央には、祭場となる石原が造成されており、この場所にて例年、古式に則り、神田祭が厳かに執行され〜る。
神田下種祭(しんでんげしゅさい)
画像引用先:伊勢神宮
- 例年4月初めに執行
- 2023年度は4月4日/午前9時より執行
神田御田植初と同様に一年間の諸々の祭礼にて供される御料米の忌種(ゆだね/清められた水稲種子/もみ種)を神田に蒔く祭典とな〜る。
神田御田植初(しんでんおたうえはじめ)
- 例年5月上旬から中頃に執行
- 2023年度は5月7日/午前9時より執行
⬆️ウガイする時イソジンやと思って口にブチ入れたのが醤油やった瞬間の”ゔぇ〜”具合(吐出し速度)ほど噂の‥「神田御田植初の様子」(画像引用先:ウィキペディア)
神田御田植初とは、神嘗祭はじめ、一年間の諸々の祭礼にて供される米の早苗を植える儀式(お田植え式)とな〜る。
神宮神田が位置する楠部町の神宮新田御田植祭保存会の方々の参画・奉仕により、古式に則り厳かに執行され〜る。
なお、神田御田植初は現在、三重県指定無形文化財にも指定され〜る💘
抜穂祭(ぬいぼさい)
- 例年9月初めに執行
- 令和四年の実績:9月2日(金)/午前10時より執行
神嘗祭(10月)をはじめ、一年間の諸々の祭礼(神事)に供する御料米の初穂を抜いて奉じる祭礼とな〜る。
忌鎌で稲を刈り取って、その穂を一本ずつ抜き束ねる。
束稲は内宮は御稲御倉へ、外宮は忌火屋殿内へ納置し、各種祭礼の前に必要分だけ下げ出される。
ところで神田とは❓「神田の歴史」
神田の起源は現代に到っても未詳とされるが、今日までの研究では大化(西暦645年から650年)以前から存在していたとされ〜る。
7世紀後半に律令制が整備されると租税制度が体系化されたが、神田や寺田は社寺の所有物や官物でもなく、神仏の所有物としての認識があったことから、租税の対象とはならなかった。
このため、神田や寺田を実質的に領有した社寺を含めた領主たちも神田や寺田の勝手な売買が禁じられた。
このような背景を踏襲してか、神田より発生した年貢などの作物は直接、領主の収入にはならず、社寺の祭祀や祭礼の費用として、充てがう風潮が生じた。
この風潮は、やがて慣習になり、現代にまで踏襲されることにな〜る。
神宮神田の場所(地図)
- 所在地:三重県伊勢市楠部町
伊勢神宮内宮から徒歩約30分の場所or月読宮の東方約1キロメートルの場所に位置💘
内宮のオススメ参拝ルート
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