伊勢・合格神社の御朱印・歴史・境内見どころなどをご紹介!

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伊勢・合格神社

創建年

  • 1984年(昭和59年)12月
建築様式(造り)

  • 切妻造
  • 平入

※神明造り

屋根の造り

  • 銅葺き
御祭神

  • 尾崎行雄(おざきゆきお/号:「咢堂翁」)
社格

  • 特になし

合格神社の読み方

合格神社は、そのまま「ごうかくじんじゃ」と読みます。

伊勢・合格神社の歴史・由来

伊勢・合格神社の創建年と創建された理由

伊勢・合格神社は三重県を拠点に政治活動を展開し、政治家人生に一生を捧げた尾崎行雄氏を祀った神社です。

昭和29年10月6日にこの世を去ることになりますが、この時、三重県の崇敬者が集い、尾崎行雄の精神を後世に伝えていくために会を結成し、内宮の近辺に社地を設けて、尾崎行雄氏の著書などを奉納したのが当神社の起源であり、はじまりとされます。

社殿が完成

昭和59年11月18日に現在地に社殿が完成し、かつての社地から奉納品や御霊を遷し、さらに伊勢神宮 内宮・外宮の末社の諸神の神霊を合祀したとのことです。

ところで・・合格神社は伊勢神宮と関係がある神社なの?

上述したように、合格神社では内宮・外宮の末社諸神を合祀しているそうですが、伊勢神宮さんへ直接ヒアリングしたところ、合格神社は伊勢神宮とは関係がない神社のようです。

つまりのところ、伊勢神宮の所管社でも無ければ、伊勢神宮の関係社でも無いことになります。

合格神社は三重県神社庁管轄の神社?

伊勢神宮とは関係ない神社となれば、次に思いつく選択肢は「三重県神社庁管轄」ということになります。これも実際に三重県神社庁へヒアリングして確認したことですが、・・なんと!

三重県神社庁とも関係のない神社のようです。おそらく上述したように地元の有志一同が集い、自分たちで資金を集めて造営した神社だと思われます。

おそらく内宮・外宮の末社の神様を合祀したというのも神霊が宿った神宮で頒布している御神札のようなものをお祀りしていると思われます。

伊勢・合格神社の御朱印の種類・初穂料(値段)

伊勢・合格神社では残念ながら御朱印の授与はされていません。付近では伊勢神宮もしくは足神さん(宇治神社)で御朱印を授与されています。

詳細は下記ページをご参照ください。




伊勢・合格神社の境内見どころ

常夜灯(灯籠)

境内入口の常夜灯(饗土橋姫神社左脇)

合格神社の大きな見どころといって良いのが、常夜灯の数!なんと100基は超えるほど、たくさんの常夜灯が立ち並んでいます。

合格神社への山道(参道)が始まる饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)から、合格神社までのおよそ300mくらいの間、ほぼ等間隔で設置されています。合格神社・本殿までの所要時間は徒歩約3分。

参道(山道)中腹の常夜灯

常夜灯の灯りが照らせる範囲は小さく、道は物騒だ。だから夜間の女性の1人歩きは控えてくれたまえ。

それと「山ヒル(山蛭)」と「蛇」には要注意だ!夏い暑には蚊もでる!

幸い小枝がよく落ちているので、小枝で地面を叩きながら進むと蛇や獣が驚いて逃げていくので、ぜひ、試してみて欲しい。

本殿右脇・空き地の常夜灯

建物の基礎部分となるコンクリートが見える。かつてここ建物が建っていた名残を伝える。

おやおや、よく見れば石垣上の枯死した木が折れて落下し、下の常夜灯の屋根を破壊しているじゃアーリマせんか!

落ち葉が多いので夏い暑になればカブトムシが、ワンサか居そうな気配を漂わせる。メルカリで1匹250円で出品 ボロ儲け

合格神社の鳥居

合格神社には御社殿の手前とその前方、石垣の外にも1本の合計2本の鳥居が建てられています。

いずれも同寸くらいの楠?かケヤキ材??・・らしき用材を用いて造営された鳥居です。

高さは約5.5m、幅4.5mくらいでしょうか。

⬆️木肌にコケが生えており、年季の入りようをつぶさに感じる。

狛犬

カールドライヤーでぐるぐる巻きにした阿吽の2匹の狛犬が本殿手前の参道に祀られています。

まるで御祭神である尾崎行雄を護るかのように今にも襲いかかってきそうな狛犬です。

⬆️吽形の狛犬像

⬆️阿形の狛犬像




尾崎行雄の胸像

社殿の前には尾崎行雄氏の半身像があります。銅造りと思われる像であり、当人の姿が忠実に再現された銅像といえます。

夜な夜な歩き回って外宮周辺のキャバクラに通っている伝説が残されているとか・・(嘘よ。ついてきて)

建立記念碑

当神社が建立された際(昭和59年12月)に建てられた石碑です。創建の経緯や尾崎行雄氏の人物像について書かれています。

建立記念碑の内容

世界平和と民主々義の実現に一生を捧げた尾崎行雄(別称:「咢堂翁」)は明治・大正・昭和の三代に亘り(わたり)我國の政治に貢献した唯一人の名誉國会議員であり又東京都名誉都民一号でもあります。

この合格神社は”憲法の神”ともいわれた翁の著書”人生の本舞台は常に将来にあり”の教本を御神体とすると共に、伊勢神宮の末社をもお祭した社です。

御祭神「咢堂翁」の志と人格を未来永劫の永きに亘って讃えると共に翁を人間育成の努力目標とし、その成就を祈願する為この碑を建て後世に語り伝えるものです。

饗土橋姫神社

この合格神社の300mほど手前には、伊勢神宮内宮(皇大神宮)の所管社である饗土橋姫神社(あえどばしひめじんじゃ)が鎮座しています。

饗土橋姫神社は式年遷宮において、一番先に社殿の造替が執り行われる神社であり、宇治橋と非常に深い関連性がある神社でもあります。

饗土橋姫神社の詳細については下記ページにてご紹介しています。

大水神社・川相神社・熊淵神社

饗土橋姫神社の真横には、伊勢神宮の所管社となる3つの神社が鎮座しています。(上記⬆️、写真参照)

  • 大水神社
  • 川相神社
  • 熊淵神社

なお、これらの神社は合祀されていることから、社殿は1つです。

当神社の詳細については下記ページにて詳しくご紹介しています。




津長神社・新川神社・石井神社

上記、3社に引き続き、なんと!さらに3つの神社とも隣接しています。(上記⬆️、写真参照)

  • 津長神社
  • 新川神社
  • 石井神社

同様にこれらの神社も伊勢神宮の所管社で、合祀される形で1つの社殿でお祀りされています。

伊勢・合格神社のご利益

合格神社は政治の神・学問の神でもある尾崎行雄を祀っていることから、学業や政治に関してのご利益を賜ることができます。

  • 必ず合格するルルんじゃぃっ!!・・(訳:合格祈願成就)
  • 学業向上
  • 政治の見識向上
  • 政治関係のお仕事運向上
  • 政治関係の職業の興隆

伊勢・合格神社の御祭神は「尾崎行雄」です!

合格神社の主祭神は尾崎行雄です。尾崎行雄は政治家として政治に一生を捧げた人物です。

尾崎行雄

⬆️現役時代の尾崎行雄(画像引用先:https://ja.wikipedia.org

  • 号:咢堂(がくどう)
  • 称号:衆議院名誉議員第1号、永年在職議員表彰第1号、東京都名誉都民第1号、世界連邦建設同盟(現、世界連邦運動協会)初代会長

「号」とは、本人が用いる別名・別称になります。作家などがよく使用します。当初は「学堂」と書いたようですが、時代を下る過程で「愕堂」→最後に「咢堂」で着地しています。

衆議院名誉議員は50年以上の議員在職者に対して贈られる称号です。衆議院の正面玄関前に胸像が建立されています。

略歴

尾崎行雄氏は神奈川県相模原市で生を得て、1872年(明治5年)に度会県山田(現・三重県宇治山田)に引っ越しをしています。

以後、三重県を拠点に政治活動を展開しています。

1890年(明治23年)に開催された「第1回衆議院議員総選挙」にて三重県選挙区より出馬これに当選。以来、なんとぉぅ!63年間を通して連続25回当選という怪奇な記録を樹立する。25回当選というのは前人未到であり、つまりは現今、世界一ということになります。

当時は物騒な時代だったこともあり、何度も命を狙われたことがあったそうな。

以来、政治家として一生を捧げたことから、後世において「憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれ崇められる存在になります。

合格神社の御祭神「尾崎行雄」の御神体の形とは??

一見すると社殿の前の銅像が神像としての御神体のように思えますが、御神体は社殿の中にチャぁ〜ンと!安置されています。

そこで気になって仕方ないのが、合格神社の御神体の形状ですが・・ちょっと、考えてみてください。

・・

・・

残念無念!

正解は、なんとぉっぉぅ!『本』です。

詳しくは尾崎行雄氏が現役時代に著した「人生の本舞台は常に将来にあり」の教本が御神体とのことです。

意味はこのような感じです。

『現在の成功に満足してしまえば、それ以上大きな仕事はきっとできないだろう。

だからどんなに苦境に立とうとも、人生においての貴重な試練と思えばまた前に進める』




伊勢・合格神社へのアクセス

所在地:三重県伊勢市宇治今在家町153

宇治橋から合格神社への行き方

宇治橋の鳥居をくぐり抜けて→宇治橋の脇にある衛士見張所の前を通り過ぎて→その向こうに見える道路を進みます。

やがて横断歩道が見えますので、横断歩道を渡って右へ進みます。→すると内宮A駐車場とその奥にタクシー乗り場が見えます。このタクシーのりばの奥の森林の中に合格神社がありますので、駐車場へ入って奥に向かって歩いていきます。

森林へ入るとまず、伊勢神宮の所管社である饗土橋姫神社(あえどばしひめじんじゃ)が見えてきますが、饗土橋姫神社を正面に見て左脇に「合格神社」と書かれた木の棒が立っているのが見えるハズです。

さらにその木の棒から奥に山道があり、山道沿いに常夜灯が千本鳥居の如く、並ぶ姿も見えるハズです。

この山道を徒歩約3分ほど進んだ先に合格神社があります。

山道は合格神社まで1本道となり、常夜灯が合格神社の本殿まで続いています。(途中、一時的に途切れる箇所があります)

初めてお伊勢参りされた方であれば、少し迷うかもしれませんので、宇治橋脇の「衛士見張所」には「参宮案内所」が併設されていますので、こちらでお尋ねになってみてください。

⬆️饗土橋姫神社の手前から撮った写真

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