伊勢神宮(-JINGU-)◆ 御酒殿(MISAKADONO)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 御酒殿(MISAKADONO)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 御酒殿(MIKASADONO)

創建年

  • 不明
大きさ(内宮)

  • 横幅:約12m
  • 奥行き:約5.1m
  • 高さ:約2.4m
大きさ(外宮)

  • 横幅:約7.5m
  • 奥行き:約4.8m
  • 高さ:約2.4m
建築様式(造り)

  • 切妻造
  • 平入
屋根造り

  • 二重板葺
材質

  • ヒノキ
御祭神

  • 御酒殿神
社格

  • 伊勢神宮・内宮(皇大神宮)「所管社」
  • 伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)「所管社」
主な祭事など

  • 御酒殿祭(年3回)

御酒殿の読み方

伊勢神宮の境内には、いくつか読みにくい名前の社殿などがありますが、「御酒殿」の読み方は「みさかどの」と読みます。


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伊勢神宮・御酒殿の役割

御酒殿は、伊勢神宮の内宮・外宮の敷地内にそれぞれあり、両宮の所管社です。

御酒殿の御祭神は、お酒の神様の「御酒殿神(みさかどののかみ)」です。

現在は1棟の殿舎すべてが御酒殿ですが、内宮に伝わる「皇太神宮儀式帳」や外宮に伝わる「止由気神宮儀式帳」によれば平安初期の御酒殿の規模についての記載があり、以下のような施設があったようです。

酒殿(さかどの)、務所庁(まつりごとどころ/事務所)、倉(くら)、盛殿(もりどの)、大炊屋(おおいや/かしきや)…etc

昔は、これらの施設を総合して神様に供える神酒を醸造していました。醸造方法は古式に則り、蒸したお米と麹(こうじ)を放置して自然発酵(はっこう)させ、その後に出来上がるのが、白く濁った「どぶろく」と呼ばれるお酒になります。

現在は御酒殿で醸造されていない

現在では残念ながら、御酒殿では醸造されておらず、主に麹を保管する倉庫として利用されています。

お酒は、主に三節祭のときに”神様の台所”と呼ばれる「忌火屋殿(いんびやでん)」で約10日間かけて醸造されています。

材料としては外宮の上御井神社(かみのみいのじんじゃ)から汲み上げた井戸水と、もち米、そして御酒殿で長年保管されている麹を使用して神職らが醸造します。

醸造するお酒の種類は、白酒(しろき)黒酒(くろき)醴酒(れいしゅ)と、酒造業者に依頼した清酒の4種の神酒と最も尊い食べ物を神様にお供えしています。内宮ではこれらの4種のお酒のうち3種類が醸造されます。

祭事以外の平常時は「清酒」と「醴酒(れいしゅ)」の2種類がお供えされています。

解説
  • 醴酒=冷酒ではない。一夜酒という。未発酵で米粒が残っている酒。
  • 白酒=にごり酒のこと。蒸したもち米に米麹を加えて醸造する。このため「どぶろく」とも呼ばれる。
  • 黒酒=上記、白酒と”クサギ”と言う草の焼き灰を混ぜ合わせた酒。

「三節祭」とは例年執り行わえる10月の「神嘗祭(かんなめさい)」6月と12月に斎行される「月次祭(つきなみのまつり)」のことを指し、伊勢神宮における重要な位置づけの祭事です。

月次祭では「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」に上記の神酒が供進(お供え)されます。

神宮で常用される清酒は「灘の白鷹」

伊勢神宮ではおよそ1500年間、欠かすことなく朝と夕の2回、外宮の御饌殿では「日別朝夕大御饌祭」が斎行されています。

この神事では御飯、御水、御塩、御酒などが天照大御神に供進されていますが、清酒はすべて、神戸・灘の白鷹酒造(白鷹株式会社)の銘酒「白鷹」が使用されています。

これにはちょっとしたあまり知られていないこんなエピソードがあります。

伊勢神宮が創設した「神宮皇學館大学」の初代館長「中田正朔」氏は西宮の廣田神社へ宮司として赴任したとき、株式会社辰馬悦蔵商店(のちの白鷹酒造)辰馬悦蔵氏と知り合い、親交を深めます。

大正7年には、三重県内の白鷹の取扱いを伊勢内宮の御師「澤潟大夫(おもだかたゆう)」の子孫が一手に引き受けることになるのですが、偶然というべきか運命ともいうべきか中田正朔氏と澤潟大夫は親戚の間柄でした。

この後、中田正朔を介して伊勢神宮と辰馬悦蔵との間に親交が生まれたのは語るまでもありません。

このような縁もあってか、1924年(大正13年)、幾多の酒造会社の中から伊勢神宮の御料酒として白鷹が選出され、以来、定期的に納められるようになっているとのことです。 

御酒殿の最大の祭事「御酒殿祭」

御酒殿祭(みさかどのさい)」は、御酒殿で執り行われる祭事(神事)としては、最大のお祭りです。

御酒殿祭は上述、三節祭に合わせて三節祭が斎行される当月の1日となる「6月1日」、「10月1日」、「12月1日」の年3回、執り行われ、御酒殿神にお酒をお供えします。

この祭事の目的は、伊勢市内だけではなく大御神のお膝元、神宮の趣旨に因み、日本全国の酒造業全体の繁栄を祈願したり、はたまた、今年も神酒がおいしく醸造されるようにぃ〜・・などと祈念するお祭りでもあります。このため、酒造組合の代表も参列して行われます。

毎年、主に三重県内の酒造会社がたくさんのお酒を奉納されます。

御酒殿祭は一般の参拝者でも見学できる??

残念ながら御酒殿祭は一般の参拝者の拝観は叶いません。しかし、御酒殿の前で行われるため、参道からはのぞき見ることはできます。

ただし、神事の妨げになりますので立ち止まって観るようなことは避けてください。

なお、外宮の境内の御酒殿は一般の方が立ち入りできない場所にあるため、残念ながら見学はできません。

伊勢神宮・内宮「御酒殿」の場所(地図)

内宮の「御酒殿(みさかどの)」は、神楽殿の東側、五丈殿(ごじょうでん)の後ろにあります。

内宮のオススメ参拝ルート

伊勢神宮・外宮「御酒殿」の場所(地図)

外宮の「御酒殿(みさかどの)」は少し分かりにくいのですが、御正殿の裏側、「北御門参道」の右手「忌火屋殿」の少し奥に位置します。

伊勢神宮・外宮のおすすめの参拝ルート

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