宇治橋を語る上で忘れていけないのが、「日の出(初日の出)」です。
神宮の参拝話を伊勢参りのツウなベテランから伝え聞くとき、「早朝参拝」という言葉をよく耳にすることがあります。
なぜ、早朝参拝が良いのかというと、1番の醍醐味は宇治橋から見ることのできる「日の出」を見れるからだといいます。
まだ薄す暗く、参拝客も少ないので、まさに「日の本の一」とも呼べる絶景の日の出を、独り占めしたような気分になれるといったことでしょうか。
なお、宇治橋の写真でよく見かける「鳥居の中央部分からの日の出」が見られるのは、「12月20日以降から1月7日頃」の、「朝7時から7時30分にかけて」だそうです(冬至)。
伊勢をよく知る地元の人の話によれば、冬至になると、この宇治橋(宇治橋の鳥居)から朝日が昇り、満月は二見興玉神社の夫婦岩の間から現れるそうです。
ただし、正月の初詣期間や元旦には、初日の出を見ようと日本全国から多くの方が押し寄せますので、他の参拝客で見えない恐れがあることだけは、念頭に置いておかなければなりませんね。…エッへん。
冬至に宇治橋で初日の出が見れる理由
宇治橋の前に立つとまっすぐ向こう岸までピシっと通っている印象がありますが、実はこの宇治橋は徳川時代初期(1619年/元和5年/徳川秀忠)に架橋された際、従来よりもなんと!28度斜めに架橋したそうです。
この理由は、ズバリ!橋と両端の鳥居の中央から初日の出を拝めるようにしたからです。
28度とした理由は、上述したように冬至の日の出の方位に合わせたからです。(冬至は例年おおむね12月22日頃)
通例では冬至の日は、真東より30度南寄りの方位から日が昇りはじめ、真西より30度南寄りの方位
この太陽軌道を計算に入れて架橋されたからこそ、現在の宇治橋で日の出が拝めるワケなんですね。
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