伊勢神宮花火大会の歴史
伊勢神宮花火大会は、1953年(昭和28年)に「第59回神宮式年遷宮」を記念して始められ、2023年度開催を以って第71回目を迎える、歴史ある花火大会です。
第1回大会以前にも、式年遷宮を祝う花火大会は明治時代から行われており、それも含めると、伊勢神宮の花火大会の歴史は、約120年ということになる。
伊勢神宮に奉納する花火ということで、この大会では「打ち上げ(打上・打揚)」のことを、花火を「奉揚(ほうよう)」するという意味を込めて「放揚」と呼ぶ。
また、伊勢神宮花火大会は全国の花火大会の中でも比較的早い時期に開催されることもあり、花火師たちが大会前に伊勢神宮に詣でたり、自慢の花火を奉納したりして、その年の花火の安全を祈願する場ともなっています。
過去の開催日一覧
第70回開催:2022年(令和4年)は開催中止💘
第69回開催:2021年(令和3年)7月18日(日曜)
※10月中旬へ一旦スライド開催予定ながらも、さらに11月頃へスライド開催予定だったが開催中止。
第68回開催:2020年(令和2年)は7月18日(土曜)
※新型コロナ蔓延により開催中止
第67回開催:2019年度は7月13日(日曜)
※令和改元記念大会だった
伊勢神宮花火大会は「日本三大競技花火大会」の一つ
伊勢神宮花火大会は「日本三大競技花火大会」の一つ数えられるほどの花火大会であり、南は九州、北は東北まで全国各地から選抜された花火師たちが花火を奉納・競技する。(1953年(昭和二十八年)の初開催時の出場者数は約50社)
日本三大競技花火大会とは?
日本三大競技花火大会とは、日本の煙火企業約290社が加入する公益社団法人である、「日本煙火協会」が後援する以下の3つの花火大会の総称とな〜る。
日本三大競技花火大会
- 大曲の花火大会(秋田県)
- 土浦の花火大会(茨城県)
- 伊勢神宮の花火大会(三重県)
日本三大競技花火大会がいつ頃開始されたのかは、実のところ、判然としない。
花火大会の競技生が高まった2008年(平成二十年)頃に一躍、世間の話題になったが、それ以前に行われていたのかは、つまびらかにされていない。
花火の競技とは?
「競技」と付いているのでおわかりかと思いますが、この花火大会は、九州から東北まで、全国各地から選抜された花火師たちが花火を奉納します。
各花火師(企業)は大会のルールに則り、花火を打ち上げ、芸術面や安全面の得点を競い合う。
したがって、全国の花火大会の中でもハイレベルな花火が観られることを意味し、特に花火について知識はなくとも、爆音や香り、色彩といった花火のすばらしさを、つぶさに体感できる花火大会なのであ〜る。
花火の審査のポイントや、エントリーしている花火師・花火の詳細・見どころなどは大会プログラムで見ることができます。
大会プログラムは、伊勢市のホームページからダウンロードできます!
伊勢神宮花火大会歴代優勝者一覧
打ち上げ花火編
開期 | 優勝者名(会社名) | 優勝者所在地 |
第57回 | (有)伊那火工 堀内煙火店 | 長野県 |
第58回 | (有)篠原煙火店 | 長野県 |
第59回 | 本家神田煙火工業(有) | 埼玉県 |
第60回 | (株)山﨑煙火製造所 | 茨城県 |
第61回 | (株)紅屋青木煙火店 | 長野県 |
第62回 | (株)斎木煙火本店 | 山梨県 |
第63回 | (株)マルゴー | 山梨県 |
第64回 | (株)紅屋青木煙火店 | 長野県 |
第65回 | (株)北日本花火興行 | 秋田県 |
第66回 | (株)斎木煙火本店 | 山梨県 |
スターマイン編
開期 | 優勝者名(会社名) | 優勝者所在地 |
第57回 | アルプス煙火工業(株) | 長野県 |
第58回 | (株)マルゴー | 山梨県 |
第59回 | アルプス煙火工業(株) | 長野県 |
第60回 | アルプス煙火工業(株) | 長野県 |
第61回 | アルプス煙火工業(株) | 長野県 |
第62回 | (有)伊那火工 堀内煙火店 | 長野県 |
第63回 | (株)マルゴー | 山梨県 |
第64回 | (株)小口煙火 | 長野県 |
第65回 | (株)マルゴー | 山梨県 |
第66回 | (有)伊那火工 堀内煙火店 | 長野県 |
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