伊勢神宮(内宮・外宮)のお祭り~「五大祭」とは?~
全国の神社では、神職の方や巫女さんたちが、毎年、毎月、毎日、忙しく、御祭神へ奉仕されています。
一般の参拝者にはなかなか知られないところでも、神社のお祭り(祭祀)はしっかりと継承され執り行われています。
こちらのページでは、伊勢神宮で行われているお祭り、そして特に重要な「五大祭」について、ご紹介します。
伊勢神宮のお祭は年間で1500回もある?!
伊勢神宮で行われる祭は、年間1500回以上もあります。
それらは、毎年同じ日に行われる「恒例祭」と、非常時に行われる「臨時祭」、さらに20年毎に行われる「遷宮祭」に分けられます。
恒例祭の中で、重要なものは、以下の通りです。
- 三節祭の「月次祭(つきなみさい)」
- 「神嘗祭(かんなめさい)」
の2つです。さらに以下の3つを加えて五大祭と言われるものがあります。
- 「祈念祭」
- 「神御衣祭(かんみそさい)」
- 「新嘗祭(にいなめさい)」
伊勢神宮の五大祭の概要
(1)「月次祭(つきなみさい)」:6月15日〜25日と12月15日〜25日
皇室の繁栄(はんえい)や国の平穏(へいおん)、農作物の豊作などを祈る祭です。
由貴大御饌(ゆきのおおみけ)と言われる、30品目もの特別なお供え物が用意されて納められます。
天皇は伊勢神宮へ使者をつかわして絹織物などを奉納されます。
(2)「神嘗祭(かんなめさい)」:10月15日〜25日
天照大神にその年に収穫した穀物を奉納する最も大切なお祭です。
由貴大御饌(ゆきのおおみけ)が奉納され、その年に採れた穀物は、蒸米、もち、白酒、黒酒として納められます。天皇は伊勢神宮へ使者をつかわして絹織物などを奉納されます。
(5)「新嘗祭(にいなめさい)」:11月23日〜29日
穀物の収穫後に、収穫に感謝して翌年の豊作を祈願する祭です。宮中では、天皇が新米を神に献じて、自らも新米を召し上がられます。この儀式に際して伊勢神宮へ使者をつかわして絹織物などを奉納されます。
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