ミキモト真珠島・「真珠博物館」の見どころ

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ミキモト真珠島・「真珠博物館」の見どころ

こちらのページでは、ミキモト真珠島の「真珠博物館」について、展示内容や見どころ、目玉展示をご紹介します!

真珠博物館とは?(営業時間・入館料など)

ミキモト真珠島の真珠博物館は、国内初の真珠専門博物館です。

真珠のできる仕組みや真珠の養殖法などが、実物、標本、映像などと共に、詳しく紹介されています。

館内も写真撮影可能ですので、印象に残った展示は写真に収めて思い出にしてくださいね!

  • 開館年:1985年(昭和60年)
  • テーマ:「人と真珠 ~そのかかわりを考える~」
  • 営業時間:8時30分~17時30分 ※季節により変動あり
  • 定休日:12月第2火曜から3日間
  • 料金:ミキモト真珠島入場料のみ(大人1500円、小・中学生750円)

真珠博物館はミキモト真珠島の中にあり、営業時間は、ミキモト真珠島の営業時間内となります。

ミキモト真珠島の営業時間は8時30分~17時30分頃ですが、季節により細かく変動します。

 

ミキモト真珠島の営業時間や入場料(入島料)、割引情報などは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

海女さんにも会える!ミキモト真珠島「営業時間・入場料(割引情報)・アクセス・駐車場・見どころ・見学所要時間など」

真珠博物館の展示内容と見どころ ~1階・真珠の資料展示編~

真珠博物館は2階建てで、展示室は4つの常設展示室と、1つの企画展示室に分かれています。

1階の第3展示室と第4展示室では、真珠のできる仕組みや養殖方法、加工方法などの展示はとても詳しく紹介されています。

時に少々難しく感じるかもしれませんが、スタッフの方が丁寧に解説してくださいまよ。

1階・第3展示室「真珠ができるまで」

真珠のできる仕組みや、真珠貝(アコヤ貝)そのものについて、自然科学の視点から解説する展示室す。
真珠養殖の過程や、その技術を、映像や実物を交えて詳しく学ぶことができます。
私たちが普段よく目にする真珠が、実は大変な手間暇をかけて作り出されたものだということがわかりますよ。

真珠の養殖方法

(1)母貝の育成

貝の人口授苗(人口受精)を行います。
貝殻内面の色が美しいもの、殻幅の厚いものを選んで交配します。

(2)稚貝の育成

発生した稚貝を籠に入れて海で育成します。

(3)母貝の育成

貝の成長に合わせて籠を変えたり、フジツボなどの付着物を取り除いたりしながら育てます。
2年目の春頃には、母貝として使えるようになります。

(4)核入れ手術

貝に外套膜の切片と核を移植します。
核入れ手術の技術は真珠の品質に直結するため、核入れ手術は真珠の養殖の中で最も重要な仕事です。
真珠の中心になる核は、主にアメリカのミシシッピ河流域に生息する、イシガイ科の二枚貝を加工して用いています。

核入れ手術についての展示
(5)貝の管理

核入れの後の貝は2~3週間養殖場の近くの海で養生させ、その後、沖の漁場で本格的な養殖に入ります。
フジツボなどの付着生物を取り除いたり、豪雨や暴風の情報があれば貝を移動させるなどの対策を取ったりし、貝にとって最良の環境をキープできるように管理を行います。

養殖いかだのジオラマ展示
(6)浜揚げ

養殖した貝から真珠を取り出すことを「浜揚げ」と呼びます。
海から籠を引き上げ、籠から貝を外したら、身と貝柱に分け、身の中に入っている真珠を取り出します。
貝柱は食用にします。

人工採苗の時から数えると、ここまででおよそ4年かるということです。

「真珠貝」の種類

世界中には、実に十万種もの貝が生息していますが、真珠の養殖に使う「真珠貝(真珠母貝)」となるのは、そのうちたったの6種類ほどです。

いずれも内側に光沢があり、この光沢が真珠を生みます。

以下に挙げるのは、真珠養殖に用いられる主な貝の種類です。

  • アコヤガイ:きめ細かくピンクがかった「和珠」の母貝。
  • シロチョウガイ:大粒の「南洋珠」の母貝。インド洋東部や西南太平洋に生息。
  • クロチョウガイ:「黒真珠」の母貝。タヒチ周辺が産地として知られ、日本では石垣島と西表島で養殖が行われている。
  • マベガイ:独特の虹色の光沢を持つ半円真珠の母貝。
  • アワビ:真珠母貝のうち唯一の巻き貝。半円真珠の母貝となる。
  • イケチョウガイ:琵琶湖と霞ヶ浦で養殖される淡水真珠の母貝。野生のものは 絶滅危惧種に指定されている。

最高品質の真珠は5%の狭き門!?

真珠を作るには、既にご紹介した通り、アコヤ貝に人工的に「核」を入れて海に戻すのですが、この核入れ手術をしても、約半数は養殖期間中に死んでしまいます。

真珠の品質と誕生の確率についての展示

さらに、真珠ができたとしても、核を入れたうちの17%は「不良品」で、商品になる「良質真珠」はわずか28%、そして「花珠(はなだま)」と呼ばれる最高品質の真珠は、なんと5%しかできないのだそうです。

真珠の選別は見た目を基準に行われ、花珠の場合は「巻き・照り・キズ・形・色」すべてにおいて最高ランクである必要があるということです。

※「巻き」とは真珠の内側からの輝き、「照り」とは顔が生える光沢の具合のこと。

1階・第4展示室「真珠がネックレスになるまで」

収穫された真珠が、たくさんの工程を経て1本のネックレスになるまでの過程が詳しく説明されています。

また、真珠の色や輝きの秘密を、真珠の成分の分析など科学的な視点から解説されたコーナーもあります。

真珠のネックレスができるまで

(1)選別

光沢や色にムラがあるものを取り除くなどする「原料選別」と、ピンク・ホワイト・イエロー・ブルーに選り分ける「色選別」の二段階の選別を行います。

(2)孔あけ

真珠を孔あけの機械に固定し、両側から二本の針のようなもので半分ずつ孔(穴)を開けます。

真珠の加工について解説する展示。右に見えるのが孔あけの機械。
(3)連(ネックレス)組み

1個の真珠でも、方向によって光沢など見た目が微妙に異なり、ネックレスにするために並べていくと、「連相」と呼ばれる表情が出ます。
同じ大きさの真珠を同じ数並べても、それぞれに個性があるのです。
連組みの工程では、ネックレス5~10本分の真珠の列を作りながら、「連相」を確認して並べ替えを繰り返し、整えていきます。

(4)糸通し

針に付けた絹糸を真珠に通していきます。
糸を通しながらも真珠の状態の見直しが行われ、糸通しの終わった後も、責任者による検査が行われます。

「真珠」の色は何種類?

一口に「真珠」と言っても、色々な色があります。

世界でもっとも一般的な真珠であるアコヤ貝の真珠だけでも、上述のようにピンク系、ゴールド系など、4つの色に分類されます。

これらの色の違いには、「光の干渉(反射の仕方)」、「真珠の色素」、さらには「核と真珠の層間の有機質」が密接に関係しています。

展示室では、真珠の色の違いがどこから来るのかを、たいへん詳しく説明されています。

真珠の色と輝きについての展示

真珠博物館の展示内容と見どころ ~2階・真珠のアクセサリー・工芸品展示編~

2階の第1展示室と第2展示室では、真珠のアクセサリーや工芸品が展示されています。

また、企画展示室では、毎年テーマを決めて色々な企画展示が行われます。

2階・第1展示室「アンティークジュエリー」

御木本幸吉が養殖真珠を作り出すまでは、真珠と言えば天然真珠でした。

第1展示室では、その天然真珠やダイヤモンド、ルビー、サファイア、ガーネットなどの宝石を使ったアンティークジュエリーが、約60点展示されています。

古くは約2000年前に作られたという、ローマ帝国時代の装身具から、天然真珠の装飾品の全盛期だった19世紀のヨーロッパの作品など、貴重な展示品ばかりです!

展示を通して、ジュエリーそのものだけでなく、ジュエリーを身に付けていた人々や当時の様子も垣間見ることができます。

2階・第2展示室「ミキモトクラシック」

ミキモトの創始者・御木本幸吉は、半円真珠の養殖に成功した1893年(明治26年) 以降、真珠を使った装飾品の製造を始めます。

第2展示室では、現在の「ミキモト」が装飾品の製造を始めた当初から昭和初期にかけて制作された「ミキモトクラシック」のコレクションや、金細工や貝細工などの日本の伝統的な工芸技術を駆使して作り上げられた、真珠の美術工芸品などが展示されています。

2階展示室の目玉展示

以下では、2階展示室の目玉展示をご紹介します。

なお、展示物は不定期に入れ替えられているので、ご紹介したものが必ず展示されているとは限りません。

「五重塔」

1926年のフィラデルフィア万博に出品された作品で、奈良の法隆寺の五重塔がモデルです。

散りばめられた12760個の真珠の美しさはさることながら、シロチョウガイを使用した貝細工の精密さも話題となりました。

屋根の上の九輪はプラチナ製となっています。

御木本幸吉は、この年初の渡米を果たし、万博も視察しています。

1992年から1993年にかけて解体修理が行われ、現在は制作当初の美しさを取り戻しています。

帯留「矢車」

1937年のパリ万博に出品された作品です。

当時流行していたアールデコ様式のデザインで、41個の真珠、ダイヤモンド、サファイア、エメラルド、プラチナ、18金が使用されています。

専用のドライバーを使って部品の組み替えることで、帯留めを基本に、ブローチ、髪飾り、指輪など12種類のアクセサリーとして使える、多機能ジュエリーです。

「矢車」は、パリ万博の後に買い取られ、その後はの行方はわかっていませんでしたが、1989年の春にニューヨークのオークションに出品され、約50年ぶりに日本に戻って来ました。

※アールデコ:「装飾美術」という意味。1910年代から30年代頃、フランスを中心に流行した美術工芸の様式で、シンプル・合理的・直線的なデザインが特徴で、幾何学模様をモチーフとして用いることが多い。

「自由の鐘」

1939年のニューヨーク万博に出品された作品です。

12250個の真珠366個のダイヤモンドが使用され、実物と同じようなひびが青真珠で表されています。

アメリカの独立宣言の際に鳴らされた「自由の鐘」の3分の1スケールの鐘となっており、「百万ドルの鐘」として現地の人々を驚かせました。

独立戦争終結の象徴である自由の鐘に平和への思いをたくしましたが、博覧会の会期中に、第二次世界大戦が始まってしまいました。

「地球儀」

「地球儀」は、台座から球体部分まで合わせると、131cmの高さがあります。

銀製の球体の直径は33cmで、海には12541個の真珠、大陸には22金、赤道には377個のルビー、黄道には373個のダイヤモンドが配され、回転するようにできています。

さらに、北極には「光華」と名付けられたプラチナ製のオブジェが付いています。

この「光華」にも真珠8個とダイヤモンド339個が使われています。

真珠の海、金の大陸、ルビーの赤道、ダイヤの黄道、「光華」

支柱はブロンズ製黒紫仕上げの円柱で、真珠と金で星座が描かれており、地軸と同じ角度に傾けられています。

台座はブロンズ鋳造・直径70cmの12角形で、銅版には1月の水仙、2月の梅など、季節の草花が彫金されています。

養殖真珠の生みの親である御木本幸吉は、多いな地球儀を部屋に置き、来客があるとそれを回して見せて「わしは毎日世界を飛び回っているのだ」と言ったそうです。

広い視野で国境を超えた事業を展開してきた幸吉の精神を象徴するのが地球儀だったのでしょう。

「夢殿」

養殖真珠100周年を記念し、真珠養殖の更なる発展を願って1993年に作られたもので、その名の通り、奈良の法隆寺の夢殿がモチーフとなっています。

漆・貝工芸・金工などの伝統技術が用いられ、9320個の真珠が使用されています。

屋根の上の宝形飾は18金で作られ、先端には52個のダイヤモンドが配されています。

天蓋の頂点には、13.4mm×13.2mmの大きな南洋真珠が鎮座しています。

法隆寺の夢殿と違う点としては、屋根の上の光明の形が目につきます。

あなたはわかるでしょうか・・?

本物は「光芒(こうぼう)」よ呼ばれる、光の筋を表した形ですが、ミキモトの夢殿の光明は、五重の塔と同じ「水煙型」になっています。

法隆寺夢殿の光明

「パールクラウンⅠ世」

8個の「マベ珠」を含む872個の真珠188個のダイヤモンド18金が使用された王冠です。

養殖真珠誕生85周年を記念して作られました。

「パールクラウンⅡ世」

16mmの真珠1個を含む796個の真珠17個のダイヤモンド18金ドが使用された、中世ヨーロッパのビザンチン様式の王冠がモデルの作品です。

エジプトのツタンカーメン王の短剣に施された粒金細工が、現代の技術で再現されています。

王冠を動かすと、固定されずにペンダントのように取り付けられた真珠が揺れるようになっています。

※ビザンチン様式:現在のトルコ・イスタンブールの前身であるコンスタンティノープルで、4世紀~6世紀頃発達した美術様式。キリスト教建築様式だが、装飾用品の様式としても用いられる。中世ヨーロッパは、王冠が最も華やかだった時代とされる。

「アンティークティアラ」

イギリスかフランスで1907年頃に作られたと考えられるプラチナのティアラで、直径14mmの異形真珠を前面に配しています。

植物、レース、格子模様で構成され、全体に小粒のタイヤモンドが散りばめられています。

中央の部分は取り外せ、ブローチとして利用できたものと考えられますが、金具はなくなっています。

「カルロ・ジュリアーノ作 アンティークペンダント」

イタリアの金細工師であるカルロ・ジュリアーノ作の大型のペンダントです。

黒と青のエナメルの上に真珠とルビーをあしらった小さな十字架たちが繊細で美しく、華やかなデザインとなっています。

16世紀後半の肖像画によく登場する十字架のペンダントからヒントを得て作成されたとも考えられています。

「コンクパールのブローチ」

コンクパールとは、カリブ海に生息する「ピンク貝(コンク貝)」から採取される真珠です。

コンクパールの養殖は今のところ行われておらず、非常に珍しい真珠で、濃いピンク色と火炎模様が見られるのが特徴です。

「パールクラウン」を被れる!?真珠博物館の体験企画とは!?

ミキモト真珠島の真珠博物館では、旅行会社のツアー客向けの体験型企画が用意されています。

なお、以下にご紹介する企のは、旅行会社のツアー参加者向けの特別企画ですので、真珠博物館では申し込めません。

感動魅力人(エースJTB)

エースJTBが企画する「感動魅力人」に申し込むと、開催中の企画展を特別に案内してもらえます。

そして!なんと!女性限定で、上掲の「パールクラウンⅠ世」を被る体験ができます!

  • ツアー料金:大人(高校生以上)2,000円、小人(小・中学生)1,000円
    ※入場料、消費税含む
  • 催行日(2018年の例):4月から9月まで各月2日ずつ
  • 集合時間:10時30分(所要時間 約80分)
  • 集合場所:ミキモト真珠島内海女スタンド横特別室
  • 催行人員:2名以上 10名まで
  • 申込方法:ツアー開催日3日前までに、エースJTB販売店へ申し込み

海女の実演特別室観覧(エースJTB/日本旅行赤い風船)

通常のミキモト真珠島の入場料(入島料)で、特別室から海女の実演を観覧できるツアーです。

また、ウェルカムドリンクとお菓子もいただける、お得な内容となっています!

  • ツアー料金:大人(高校生以上)1,500 円、小人(小・中学生)750 円
    ※ミキモト真珠島入場料のみ
  • 申込方法:希望する日の3日前までに、「エースJTB」または「日本旅行赤い風船」の販売店へ申し込み

※ツアー名は、エースJTBが「くつろぎプラン」、日本旅行赤い風船が「海女の実演特別観覧席プラン」です。

おわりに・・

いかがでしたか?

真珠博物館を見学したら、隣の「パールプラザ」で買い物をしたり、海女の実演を見たり、「御木本幸吉記念館」で、「真珠王」こと御木本幸吉の生涯に触れたりして、ミキモト真珠島を満喫して帰ってくださいね!

 

海女の実演や御木本幸吉記念館、御木本幸吉の生涯については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

海女とは!?「海女の仕事・歴史・服装など」と、ミキモト真珠島の海女の実演(ショー)の見どころ・時間などについて

ミキモト真珠島とは?御木本幸吉の生涯と「御木本幸吉像」・「御木本幸吉記念館」について

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