伊勢神宮(-JINGU-)◆ 荒祭宮(ARAMATSURI-NO-MIYA)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 荒祭宮(ARAMATSURI-NO-MIYA)

伊勢神宮(-JINGU-)◆ 荒祭宮(ARAMATSURI-NO-MIYA)

創建年

  • 不明
  • 推定237年(垂仁天皇26年)
建築様式(造り)

  • 切妻造り
  • 平入
  • 掘立柱

※神明造り

屋根の造り

  • 茅葺き(萱葺)
鰹木の数

  • 6本
千木の形

  • ガンダム型(内削ぎ)
素材

  • 檜(ヒノキ)
大きさ(正殿)

  • 棟持柱の高さ(地面から棟まで):4.48m
  • 梁間:6.42m
  • 桁行:4.24m
鳥居の形式(境内)

  • 神明鳥居(伊勢鳥居)
御祭神

  • 天照坐皇大御神荒御魂
社格

  • 伊勢神宮・内宮(皇大神宮)「別宮」

荒祭宮の読み方

伊勢神宮の境内にはいくつか読みにくい名前の社殿などがあります。

そして、ここ荒祭宮の読み方は「あらまつりのみや」といいます。

荒祭宮の御祭神「天照大神荒魂」

荒祭宮の御祭神は「天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)」といいます。

この神様は天照大神の荒ぶった魂をお祭りしており、つまりこれは、人で言うところの「行動的な性格を表現した魂」のことです。

「行動的な魂」とは、「積極的な」という意味合いにもなり、一種の「業(ごう)」であり「欲」のことでもあります。

荒祭宮の歴史と由来

荒祭宮の創建年は不明とされておりますが、社格が内宮の4別宮の内、第1位ということもあって、神宮のお宮の中では、最古とも言えるほどの歴史的年数を重ねたお社となります。

これらのことから、内宮の御正殿と同じ頃に草創されたものであると考えられています。

なお、伊勢神宮では、荒祭宮を天照大御神そのものとして、以下↓のように、御正殿とほぼ同様に崇められております。

 皇室の勅使は御正宮(御正殿)と、ここ荒祭宮のみに拝謁する
 荒祭宮のみが御正宮(御正殿)と、時期を並行して遷宮が執り行われる
 御饌(神饌)の量や種類も、御正宮(御正殿)とほぼ同様の物が捧げられる
 社殿の大きさが他の別宮と異なり、少し大きめのサイズで造られている
 祈念祭、神嘗祭、新嘗祭の奉幣の義の祭典も正宮に次いで斎行されている。
 例年、5月と10月に執り行われる「神御衣祭(かんみそさい)」も、内宮の御正宮と荒祭宮のみで行われる

これらのことから、別宮でありながらも、別格の扱いを受けているのが分かります。

兵庫県西宮市「廣田神社」と伊勢神宮・内宮「荒祭宮」との意外な結びつき

実は、天照大御神の荒御魂がお祀りされているのは、ここ荒祭宮だけではなく、他にもあります。

まず、身近な有名なところで言えば、遠之宮の「瀧原宮(瀧原並宮)」にて「天照大御神の和魂・荒魂」がお祀りされています。

そして、一般的にはあまり知られていませんが、他にも神社があるのです。

それが「兵庫県西宮市にある廣田神社」です。

廣田神社の御祭神は、「天照大御神の荒御魂」で、なんと!伊勢神宮の荒祭宮と、まったく同じ御神体をお祀りしているそうです。

そしてさらに、この廣田神社には、もう1つ以下↓のような、別の名前の祭神がお祀りされているのです。

その名前が「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめ)」と言い、..舌が回りまふぇん!・・的な読み方の神様となります。

しかし、ここで疑問が出てくるのが、廣田神社には「天照大御神の荒御魂」しか、お祀りされていないことになっています。

あれ?なぜ2柱??・・などと疑問が湧いてしまうのですが、なんと!廣田神社では、「天照大御神の荒御魂」の事を「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」と呼ぶそうなんです。

さらに、廣田神社によると、「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」とは「瀬織津姫(せおりつひめ)」のことを指し示すといわれております。

これらの証拠を示す書籍として、「倭姫命世記」を代表とした古代の古文書が、3冊ほど見つかっており、この古文書によれば「伊勢神宮・内宮の荒祭宮の主祭神は、正式には「瀬織津姫」である」と記されているそうです。

瀬織津姫と言えば、「祓社(はらえのやしろ)」の四柱の1柱であり、つまり「祓戸四柱神」1柱です。

これは出雲大社の勢溜の鳥居のスグ後ろにある「祓社」にお祀りされている1柱神となります。

・・

・・

さぁ~て、いよいよ、何がなんだかよく分からなくなってきましたね~ひゃっホ~ぃ。

荒祭宮、実はとんでもないパワースポットだった??

伊勢神宮自体が、強力なパワーを帯びていますが、一説によると荒祭宮からも強力なパワーが放たれていると云われています。

その原因とされるものが、天照大御神の荒ぶった魂とされる荒魂です。

実は、外宮にも、「豊受大御神の荒魂」をお祀りした「多賀宮」があり、同様にこの多賀宮でも強力なパワーが解き放たれていると云われております。

その理由というのが、神様の行動的な性格を現す、荒ぶった魂をお祀りしているからだそうです。

外宮の多賀宮も同様にパワースポットと言われていますので、これはつまり、「行動的=パワー」などと言ったことになると思われます。

ただ、幾度も言うように、伊勢神宮全体が既に、強いパワーを帯びていますので、荒祭宮や多賀宮を特定してパワーが発せられているということはないと思われます。

ところで・・荒祭宮では個人的なお願い事をして良いの?

神宮では、荒魂をお祀りしたお社では、個人的なお願い事をして良いと言われているそうです。

言い換えると、神様の欲の部分の性格とも受け取ることができるからです。

つまり、上述の「多賀宮」や「荒祭宮」といった「荒魂をお祀りしたお社」で、個人的なお願い事をすると、行動的な神様の「荒ぶったお力(=パワー)」で、あなたの願い事を後押ししてくださるそうです。

小さくても良いので声に出して、ソっとお願い事を言ってみましょう。

後は、あなたの行い次第ですね。

荒祭宮の「踏まぬ石」

他にも、荒祭宮には秘密があるようです。

まず、荒祭宮の御正殿へ参殿するまでには、長い長い階段を昇って行かなければなりません。

しかし、その階段の途中に、その秘密があるというのです。

その秘密と言うのが、「踏まぬ石」という「割れた石」だそうです。

荒祭宮の「踏まぬ石」

なんでも、15段から16段目くらいの階段の真ん中に「天」という漢字の形状に割れた石があって、その石を踏んしまうと、悪いことが起こると云われているそうです。

15段から16段目くらいの階段の真ん中に「天」の文字が記された石があって、その石を踏んしまうと、悪いことが起こる他にも、「天から降ってきた石」だとも云われているそうですが、神社へ行くと、何かとそんな謎や都市伝説じみた話は付き物です。

したがって、信じる信じないは、あなたの身の内次第といったことになります。

ただ、もし重要な何かを秘めた石であれば、神宮が放置はしておかないでしょう。

しかし、施工(工事)の段階でなぜ、このような石が設置されたのか?・・については、知りたいところではあります。

ちなみに、この踏まぬ石の話は、江戸時代の書物にも出てくるそうです。

つまり、この話が本当であれば、江戸時代かそれ以前から、ここにあることになります。

まぁ、階段も年が経てばスリ減りますし、割れもするでしょう。

ただ、定かなことが分かっていないので「単なる噂である」とは、言い切れるものではありませんが、筆者が通った時には、何も感じれませんでしたので、問題は無いと思われます。

ただ、石の形状から見ても、思わず避けて通りたくなります。

その時に足を踏み外して、妙な角度で階段を踏みしめてしまい、足をヒネって捻挫したと言うことにならないように、注意だけはしておいてください。

ひょっとすると、数々の噂も、このようなことが原因となっていることも考えられます。

荒祭宮の石段にド真ん中に生えている摩訶不思議な「杉の木」

荒祭宮へ訪れた方なら分かりますが、荒祭宮の殿舎に至るまでの道のりの中央には、ひときわ大きな木を見ることができます。

これの木の種類は「杉の木」で、なんでもキゃナリ(訳=かなり)古い歴史を持った杉の木だそうです。

1781年から1789年(天明年間)には、すでに存在が確認されており、歴史で言うともっとそれ以前からこの場所であったことになります。

神宮では境内の木々にオノを入れることは禁じられているため、伐採されることなく今日までスクスクと成長してきた杉になります。

ちなみに神宮の神域に群生する杉の木々は、特に敬いの意を込めて「神宮杉」と呼称されることがあります。

荒祭宮の場所

荒祭宮は神楽殿を通り過ぎて、五丈殿を左へ進み直進したところにあります。

しかし、上述のとおり、荒祭宮は60段にも及ぶ「石の階段」となっています。

したがって、足元が弱い方や、階段を昇る自信の無い方は、無理をせず、「荒祭宮専用の遥拝所」が設けられておりますので、そちらでお参りしてください。

荒祭宮・遥拝所の場所

荒祭宮・遥拝所は、御稲御倉の右脇にあります。

荒祭宮・遥拝所の場所↑荒祭宮・遥拝所の画像(写真)

伊勢神宮・内宮(境内)のおすすめの参拝ルート

宇治橋⇒ 一の鳥居⇒ 御手洗場⇒ 手水舎⇒ 滝祭神【所管社】⇒ 二の鳥居⇒ 別宮・風日祈宮⇒ 正宮⇒ 別宮・荒祭宮⇒ 子安神社【所管社】⇒ 大山祇神社【所管社】⇒境外へ

編集後記

なお、ここ「内宮・荒祭宮」と「外宮・多賀宮」本殿の前には鳥居がない。

これは「伊勢神宮の七不思議」とも命名されているそうなのだが、そう言えば荒魂を祀った神社には鳥居が少ない気がする・・。

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