伊勢神宮(-JINGU-)◆ 忌火屋殿(IMIBIYADEN)

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伊勢神宮(-JINGU-)◆ 忌火屋殿(IMIBIYADEN)

↑伊勢神宮・内宮「忌火屋殿」↑伊勢神宮・内宮「忌火屋殿」           引用先:http://cultural-experience

 ↑伊勢神宮・外宮「忌火屋殿」↑伊勢神宮・外宮「忌火屋殿」

建築様式(造り)

  • 切妻造
  • 平入
 屋根造り

  • 二重板葺き

 忌火屋殿の読み方

神宮には、おおよそ読みにくい名前のお社が存在します。

その中の1つに「忌火屋殿」がありますが、読み方を「いみびやでん」と読みます。

忌火屋殿の「忌火」の意味

忌火(いみび)」と聞いて「忌」という字を、クソなド頭に思い浮かべてしまい、不吉な影に、脳裏を奪われてしまような方も多いと思います。

現代では否定的に受け取られる「忌(いみ)」という言葉ですが、古来では「神聖な物」や「神聖な場所」などを指す「清浄」を意味する言葉とも伝えられています。

そして「忌火(いみび)」とは、「神聖で清められた火」という意味になります。

伊勢神宮・内宮/外宮「忌火屋殿」の役割り

「忌火屋殿」では、神様の台所のことで、毎日、朝と夕方の2回行われる大御饌祭(おおみけさい)の神様へお供えする料理を調理しています。

「忌火屋殿」は、内宮と外宮の境内に1つずつ造営されています。

「忌火屋殿」では、このように大御饌(おおみけ)や祭事の時に、お供え物を調理する台所として使われています。

忌火を作る方法(発火の方法)

忌火を作る時は、そこら辺に転がっている紙を見つけて、ライターで適当に点火して火を起こします。

・・などと言うのは、通常の現代人の脳が思いつく発想です。

忌火を起こすのも、重要な儀式となりますので、火を起こすのも古来からの手法に則り、神聖で清浄さを宿した火を起こさなければなりません。

古来からの火の起こし方とは、「火鑽杵(ひきりぎね)」と呼ばれる「ヤマビワの木の棒」を用意します。

さらに「ヤマビワの木の棒」の先端から下へ向けて、紐をネジりながら、棒に巻き付けていきます。

ちなみに、この形状の道具は、「登呂遺跡(静岡県)」から出土した、縄文時代の道具と同じ造りの道具になります。

古来からの火の起こし方とは、「火鑽杵(ひきりぎね)」と呼ばれる「ヤマビワの木の棒」を用意します

そして、「ヒノキで作った火鑚臼(ひきりうす)」と呼ばれる「木の板」を用意して、この棒とコスり合わせます。

↑火鑚臼↑火鑚臼

コスると当然、摩擦熱が発生します。

しばらくすると、摩擦で焦げた木のカスが下に積もります。

この焦げカスを、あらかじめ細かく砕いた「粉末状の木」の上へ乗せて、口から酸素を送り込みを発火させるのです。

よくアニメや映画で出てくる原始時代の火の起こし方ですね。

このような発火の方法を「舞錐式発火法(まいきりしきはっかほう)」といい、何も伊勢神宮に限ったことではなく、他の神社でも見受けることができます。

例えば、出雲大社では、例年11月の下旬に執り行われる「古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)」のおり、熊野大社で起こされた「忌火」を使用して神様へのお供え物を調理しています。

ちなみに、この儀式の名前を「鑽火神事(きりびのしんじ)」といいます。

この神事は主に、3人の神職が当番制で行っておりますが、「雨の日」や「梅雨の季節」は、強い湿気により、なかなか火がおこせません。

伊勢神宮では、主に外宮で毎日、励行されている「日別朝夕大御饌祭」をはじめとして、内宮の「忌火屋殿」でも、「宮社(ぐうしゃ/神宮内のお社の事)」の御饌を調理しています。

尚、「忌火屋殿」で調理する神職は、必ず前日から心身を清める「斎館(さいかん)」にこもって、心も体も清浄にした上で儀式を行います。

「日別朝夕大御饌祭」

毎日、朝と夕方に執り行われる「日別朝夕大御饌祭」は、約1500年前より毎日行われています。

別名・「常典御饌(じょうてんみけ)」とも呼ばれるこの神事は、以下↓の日時で執り行われます。

  • 朝御饌(あさみけ)」が朝8時に神事が開始されます。
  • 夕御饌(ゆうみけ)」の神事は夕方16時に執り行われます。

なお、冬季は日の入りと日没の時間帯が変わりますので、「朝御饌」は朝9時から開始されて、「夕御饌」は夕方15時に執り行われています。

そして、驚くことになんと!調理をするのに1日4時間以上もかかるそうです。

神様へお供え物する「御饌」の料理内容(メニュー)

神様へのお供え物の「御饌(みけ)」の料理の主な内容は、まず、「ご飯」「鰹節(かつおぶし)」「タイなどの魚介類」「昆布やヒジキなどの海藻類」その他、「季節の野菜」などを調理します。

神様へお供え物する「御饌」の料理内容(メニュー)引用先:http://ameblo.jp/hajikamijinja/

そしてさらに、「御塩」「御水」「清酒」を用意し、「辛櫃(からひつ)」という入れ物に入れて「板垣内(いたがき/正宮の内側)」にある「御饌殿(みけでん)」まで運びます。

運ぶ際は、さらに身を清めるために、「祓所」にて「御塩」で祓いを受けてから御饌殿へ向かいます。

御饌殿では、「運び入れた御饌」を天照大御神にお供えします。

伊勢神宮・内宮/外宮「忌火屋殿」の場所

伊勢神宮・内宮「忌火屋殿」の場所

内宮の「忌火屋殿」は、第二鳥居をクグって、神楽殿前を通り、その先の左側にあります。

伊勢神宮・外宮「忌火屋殿」の場所

外宮の「忌火屋殿(いみびやでん)」は、北御門(きたみかど)参道の鳥居をくぐって右側にあります。

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